G 検定 受けてみた
2021年3月20日土曜日,JDLA (Japan Deep Learning Association: 日本ディープラーニング協会) が主催する G 検定という資格試験 (?) を受けてみた.
受け方
僕は2月15日に申込をした.13,200円,結構高い (?).最近僕が受験した資格試験で言うと IELTS がある (2019年1月に受けた) けど,IELTS はいくらだったっけ…?G 検定はオンラインで受験できる試験で,約200問の4択問題を2時間の試験時間内に解く試験.Firefox と Chrome で受験できるらしいので僕は Firefox を使いました (下のスクショからも分かる).
上の画像 (問題回答画面) の「すべての問題を確認する」ボタンを押して表示される画面が下の画像.こんな感じで問題がズラッと並ぶ.薄いグレーが回答済みの問題で,黒いのが未回答の問題.当然ながら全部の問題を回答して行くわけだから,解き終わると全体が薄いグレーになる.
テクニック: この問題をチェックする
受験にあたって重要なテクニックは,1枚目の画像左上の「この問題をチェックする」かも.すごい大量に問題を解くわけだけど,普通テスト時間内に1周は解き終わって,時間切れになるまでの間に見直しするでしょ.「この問題をチェックする」は,そのときに役に立つ機能.「あー,この4択合ってると思うけどちょっと怪しいなあ…」というときにチェックを入れておけば,最後の見直しのときに効率的に自信がなかった問題を見つけられる.
赤いのが現在解いてる問題ね.全問題の回答が終わって全体が薄いグレーになると,もはやどの問題を見直せばいいのか分からなくなる!単に「問題115」とかしか表示してくれないから,問題115がどんな問題だったのかクリックして見るまで全然分からない.でもチェックした問題は緑色の星が付くから見逃さないね.もちろんこれでも「問題71が具体的にどんな問題だったのか?」はクリックしてみないと思い出せないわけだけど…
問題は案外難しかった
もっと簡単なテストかと思ってたんだけど,問題は案外難しかった.と言うか全然知らない概念 (?) も問われてたので,勘で回答する他ない場面もちらほらあった.
実際,主要な成果を残したネットワークの設計について,そのエッセンスだけでも理解しておくことは技術者にとっては重要かも知れない.でも僕のような非技術者が「以下のネットワークを発明された順に並べたものとして,適切なものはどれが選べ」みたいな問題を解けなくても別に良くないか…?と思わなくなかった.単に「問題を難しくするためだけの問題」「資格のためだけの問題」という印象を受ける問題もいくつかあったね.
- VGGNet (Simonyan et al., 2014)
- GoogLeNet (Szegedy et al., 2014)
- ResNet (He et al., 2015)
- MobileNet (Howard et al., 2017)
でもかなり本質的な問題も多くて,試験そのものが勉強になったという側面もある.2021年2月になっても「画期的な活性化関数が発明された!」って未だにニュースになるくらいみたいだから,本当に今現在でも進歩している分野なんだね.
オマケ: NeurIPS での OpenAI のセッションの絵がキレイ
この絵,めっちゃ綺麗で好き.
NeurIPS という深層学習に関する学会の NeurIPS 2020 というイベントに,OpenAI の関係者が登壇してセッションを持ったんだと思う.この作品は Justin Wang 氏というサンフランシスコ在住のデザイナーの仕事で,この人は2021年現在 OpenAI の発表に関係するアートを作ってるみたい.いいね.