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みんな大好き黒い穴: Wikipedia 記事の読者は誰?

大学に入ってから何度も Wikipedia を見てるけど、今初めて気がついたこと。例えばスイングバイのページ。現象の物理を説明する数式とか模式図とか、物理や数学に詳しい人が楽しめる情報が多い。一方ブラックホールのページ。現象を説明する内容はよりも、名前の由来や理論史などに重きをおいている。観測事実や数式は、むしろ記事の下方に追いやられてる印象だ。

たぶん非科学者 (歴史家や批評家や作家) も、ブラックホールは有名だから知っていて、記事を発見して読むんだろうね。その読者に合わせて、執筆する人もブラックホールの記事に関しては、物理以外の内容を中心にしてるのかも。反対に、多くの非科学者はスイングバイという単語をあまり知らない。それゆえスイングバイの記事に関しては、読み手と書き手の中心は科学者なのかも。

科学者の僕は、スイングバイもブラックホールも、どちらのページも読む機会がある。もしブラックホールの記事を僕がもしまとめるなら、そういう非科学の内容は参考文献の一つ上、最後の項目として書くかな。数式や模式図などの、物理を説明する内容を優先する。Wikipedia は誰でも改稿できるんだし、編集したければ編集すればいいんだけどね。

理論史は、ブラックホールの正しい物理を理解したい人にとってはノイズになりかねない。例えば「かつてはそう思われていたが、今は別の理論の方が現象を自然に説明できることが分かっている」のような、ある意味で「歴史上の誤った解釈」を記事に書かれると、混乱を招くかもしれないからね。別に、ブラックホールの記事にそういう記述があった訳じゃないんだけど。

2025-08-14 追記

文章のトーンを、読みやすいように少し整えました。元の文章からは、妙な怒りや上から目線を感じたので…笑。

とはいえ、こうした考えは 2024 年の僕も引き続き持っていたたようだ。通信プロトコル Matrix の Wikipedia ページの最初の見出しは「仕様」ではなく「歴史」となっていて、どうやら技術者よりも非技術者からの熱い視線があるんだろうなーと、推測していたんだよね笑。

Matrix プロトコルの Wikipedia ページを読んだ感想
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