電車の現代

電車に乗ったら隣に小学生の男の子が2人、座った。ラッシュの時間帯じゃなくて14時だから車内は空いてて、子供達が戯れ合ってるのも微笑ましい。これがラッシュ時の混んでるときならうざかったかもしれないけどね。
1人は学校の図工の時間に作ったと思われる紙の筒の寄せ集めみたいなものを持ってた。会話を聞いてみると(盗み聞きイクナイ!)、それはカメラを作ったものなんだって。
『これがデータを入れるシートね!これは容量が写真11枚分なの!それで写真撮るよ!』
『いっぱい撮っちゃえー、貸して!カシャカシャカシャー!w』
『うわー!いっぱい撮ったねー。よし、写真を見てみよう!』
『これはいい写真、これはだめな写真、これは○○君の写真、うわ変な顔ーwww』
『もういっぱいになっちゃったから消そう。ここのボタンでデータ消去』
『よしまたいっぱい撮るぞー』
みたいな感じ。まぁそんなニュアンスの会話だっただけで、もちろん一字一句このとおりだったわけじゃないけどさ。
思ったことがいくつか。ひとつ、今の子供たちはフィルムカメラなんて知らなくて、当たり前に撮ったら消せると思ってるんだよね。当然か、俺だってフィルムカメラなんかで写真撮ったことないし。
ふたつ、フィルムカメラは知らないくせに、一丁前にシャッター音はカシャカシャって言う。そもそもシャッターってのはshut(閉じる)する部品の名前なわけで、シャッターってのは概念の名前ではなくて具体的な物体の名前だよね、本来。だからシャッターを切るには音が出ちゃうわけだけど、デジカメでは音はならなくてもいける。でも『カメラは写真撮ったら音がなるもの!しかもカシャって音が』って認識してるんだね。デジカメしか知らないのに。
みっつ、データを消すボタンが(その子の工作技術がなくて、適当に作ったからそうなってるだけかもしれないけど)、タッチパネルっぽい。ボタンが飛び出てない、立体的じゃない、平面。タッチパネルもかなり普及したって意味なんでしょうなぁ。
子供を知れば今を知れる。大人を知れば過去を知れるだろう。なんにしても、今と過去、どっちがいいとかそういう話は俺は嫌いなんだよね。昔はよかったなぁ、とか、最近なんかだめだよね、とか言いたくない。『今』だけを生きたいと思うから。
そんで、今と昔、両方知ったら比べたくなっちゃうけど、そこはぐっと我慢して、今と昔のどっちがいいとか言わないで、単純に知識として持っていたいです、はい。

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