意外なジブリとドラクエの共通点?普遍性より作家性

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やや雑にまとめてみると、ジブリもドラクエも、普遍性より作家性で輝いた作品群なのだと思う。という話を書きます。

2026-06-19 より、魔女宅 IMAX 上映開始

『魔女の宅急便』4K デジタルリマスターが全国の IMAX 映画館で上映するらしい。東京の身近なところでいうと、池袋 シネマサンシャインでもやってるみたい。筋書きはあまり覚えてないけど、『海の見える街』という曲が好きでブログにも書いたことがある、思い入れのある映画だ。

僕の一番好きなジブリ映画『魔女の宅急便』(・ω・)それの劇中の BGM で有名らしい『海の見える街』(・ω・)

〔…〕楽しいとき、わくわくしてるときはそう聞こえて。行き詰まり悩むときには哀しげにも聞こえて。聴く人の心模様にひたと寄り添う。そんな名曲ですね。

▼時事の危機『生物多様性条約』 – 回れ右の内輪差

『魔女の宅急便』は 1989 年の作品で、すでに公開から 37 年も経つ。こうして今でも旧作が親しまれていることには、素直にジブリの IP としての底力を感じる。リバイバルなジブリ IP で他に言えば、2022 年から上演する舞台『千と千尋の神隠し』も驚異のロングランを達成しているね。

Cast|舞台 千と千尋の神隠しSpirited Away

🤫 ところで、舞台『千と…』に出演する五十嵐ゆうやさんとは、以前バイトで一緒に働いたことがある。ウルフルズ『バンザイ』の MV ロケ地は和光大学なんだよと聞いたのを覚えてる。活躍する卒業生として、和光大学からインタビューもされてるねw

ところが近年のスタジオジブリは、その確立した強いブランド力をテコにする一方で、魅力的な新作の投入には苦戦しているようにも思う。ジブリの世界によると、興行収入が 100 億円を超えた最後の長編映画は『風立ちぬ』。2013 年の公開からは、すでに 13 年も経過している。

ジブリとドラクエの意外な共通点?

近年のパッとしないスタジオジブリ作品群の中にあって、2026 年現在の最新作『君たちはどう生きるか』(2023) の興行収入 94 億円は頭一つ抜けてる。「さすが宮崎駿」といった迫力だが、これを見て僕は最近のドラクエを連想した。

ナンバリング最新作『DQ 12』の開発が発表されたのは 2021 年。しかし発表から 5 年経った今も完成せず、発売に値する品質に仕上げるのに苦戦している様子だ。一説には 2024-04-30 にスクエニが計上した 221 億円の特別損失には、作ったけど捨てるしか無いドラクエ 12 の中間成果物も含まれたのではと言われている。

ドラクエ12、しばらく出ないことが確定。DQM4に期待しよう (…) ほか【今週のナカイドニュース】

この長い開発期間に、ドラクエは重要なパートナーを失ってる。DQ 12 を発表した 2021 年には作曲家のすぎやまこういち氏が、2024 年にはキャラクターデザインの鳥山明氏が亡くなった。この 2 名 + ゲームデザイナー 堀井雄二の 3 人は、ドラクエの中核の中の中核だ。ドラクエにとっては厳しい逆風となっただろう。

ジブリもドラクエも、普遍性より作家性で輝いた

ここに、ジブリとドラクエの類似性を見出したくなる。つまり、「これらの作品群の成功は、普遍的で持続可能なものではなく、とある天才の作家性に依拠した一瞬の儚い輝きだったのかもしれない」という仮説だ。

  • ジブリについて言えば
    • 天才 宮崎駿が編む魅力的な世界は、人々の空想を掻き立て、夢と冒険の物語に夢中にさせた。
    • ただ “天才” には再現性が無い。後進たち (宮崎吾朗や高畑勲) の作品は、「ジブリの看板さえ掲げれば無条件で大ヒット!」…とはならなかった。
  • ドラクエもこの状況に似ている。
    • ビッグ 3 の全員が関与した DQ 11 は Metascore 91 点の超級の名作だった。規模も物語もゲームプレイも、まさに日本を代表する PRG と呼ぶに相応しい出来栄えだった
    • ビッグ 3 の 2 名を失った DQ 12 の開発は、暗礁に乗り上げて久しい。「ドラクエは誰にでも作れるゲームではなく、中核的な作家の個性によって成り立っていたのだ」と強く思わされる。

こう考えると、任天堂のマリオは対照的だね。宮本茂の手を離れてもなお、マリオはどんどんスター街道を驀進してる。