個人的インパクトファクターが高いモノ

それは,「teraminato さんの動画」

1億番目に好き

よくコピペされる漫画のセリフで「何が嫌いかより,何が好きかで自分を語れよ!」ってあるじゃん.日本語には「言霊」というものもあるし,やっぱりあんまりネガティブな言葉を軽率に使いたくないよね.でもどうしても嫌いなものについて語らねばならないときもある.そういうときどうすればいいのか?その知恵を teraminato さんは授けてくれた.

Häagen-Dazs の栗.タイムラインでしかもちろん見たことありませんよ.だってね,teraminato さん全果物の中で栗が1億番目に好きですからね 🙁

🌰栗  /  Haagen-Dazs Chestnut.
1億番目に好きな栗入りアイスをもらって嬉しそうな teraminato さん

対象を好きな順でランク付けすれば,嫌いなそれも何位かには位置するでしょ.だから「嫌い」なんて露悪的な言葉をわざわざ選ばなくても,代わりにただ「◯番目に好き」と言えば良いんですよ.ランク番号がすごーく大きければ「1億番目に好き」ということだってあるでしょう.

この「絶対に “嫌い” とは言わない.”嫌い” とは言ってない」の精神って紳士的!成熟した大人の言葉遣いだ!…と,動画を見た当時の僕は痛く感激した.それで,下に具体的な用例を3つ載せたけど,実際に僕はこれを何度も真似してる.要は,引用してる.僕にとって個人的インパクトファクターが高いのは teraminato さんの「1億番目に好き」というフレーズだと思う.

用例 その1
用例 その2
用例 その3

teraminato さん出典の準 高 IF なモノたち

teraminato さんの動画がすごく好きだから,他にも僕に影響を及ぼしたものがある.

シルキー (または 汁キー)

これは結構 “シルキー” な感じ.「絹目のよう」っていうことじゃなくて「汁っぽい」ってことね

グリーンカレーとの日々 / I ate the green curry half year.

シルキー,言っちゃうよね.「このカレーは割とシルキーだね」とか「あの人ちょっとシャツがシルキーになってるね」とか.絹目のような滑らかさで,どんな事態も美しく形容できる.いい言葉だと思う.

ロ゚!

開けるときの音が良いんだよね… 「「 ロ゚ !」」

大王イカ大漁記念 ごはんがんまいイカの塩辛 / Yummy Ochazuke!
この表現,天才的でしょ

新品の瓶詰めを開栓する擬音語.口では発音できないけど,瓶の蓋を開けるたびに脳内では「 ロ゚ !」って鳴ってるからね.

星もググッと凝縮されて

FINAL FANTASY のナントカ関わった方が作ったっていうアレも,Amazon のレビューなんか見ると割と「素晴らしい!」というご意見がたっぷりで,星なんてのもググッと凝縮されてね

ゼノブレイド / Xenoblade
ググッと凝縮された星!

文字だけ見ても意味分からないと思うから動画を見てくださいな.口ぶりから意味が伝わるから.レビューの星が凝縮されてるというのは「星が少ない」つまり「低評価が多い」という意味です.

ちなみに,こう言われてるのは動画タイトルの「ゼノブレイド」ではないですよ.明言されてないけど,たぶん The Last Story のことかな?teraminato さんの動画の公開が 2011/05/30 で,TheLast Story の発売が 2011/01/27 だから時系列に矛盾はないけど,2021年7月現在だと星はそれほど凝縮されてなくて,むしろ4つも付いてる… (see Amazon).

そもそも「個人的インパクトファクターが高い」って何?

YouTuber ゆる言語学ラジオが提唱した独自概念で,「何度も繰り返し引用している」という意味.動画内では本に限定して語られていて,「あなたが何度も繰り返し引用して話している本」がつまり「個人的インパクファクターの高い本」ということ.

これを聞けば人間が分かる,とのこと

僕が上に挙げたのはどれも動画であって本じゃないけど,まぁいいかなと.そもそも僕の専攻してた分野では,インパクトファクターなんて誰も参照してなかった.学生のときは同じ研究室やゼミの人から「インパクトファクター」なんて言葉を聞いたことすらなかった (別の専攻の友達が言ってるのを聞いたことならあった).

インパクトファクターには功罪あって,むしろ負の側面が強調される場面って結構多い.僕が論文をバリバリ読んでた学生時代に,たった1次元に要約された退屈な指標で論文や論文誌を評価してしまう文化に触れなくてよかったとすら思う.

インパクトファクターに関する最も重大な問題は,研究評価への誤用だろう.(中略) 現在のところ研究を数量的に評価するための標準的な指標は開発されていない.一方で,研究者はアカデミックポストや研究資金を得るために多くの論文を生産し,その重要性を示さなければならない.

このような状況で,評価する側とされる側の双方が,インパクトファクターが高い雑誌に掲載された論文を高く評価し,研究者はよりインパクトファクターが高い雑誌に論文を投稿する,ひいては出版社も自誌のインパクトファクターを上げるために時として不正行為にまで手を染める,という負の連鎖が続いてきたと考えられる.残念なことに,インパクトファクターが高い雑誌ほど論文の捏造が多いという報告もある

インパクトファクターの功罪 : 科学者社会に 与えた影響とそこから生まれた歪み

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