必殺仕事人。
皆さんは『仕事人』という言葉、またはそう呼ばれる人々をご存知だろうか。
古くは戦国時代の服部半蔵に端を発し、元巨人の川相、楽天の高須にまで脈絡と受け継がれる、世の中に無くてはならない人達である。
では、史上最高の『仕事人』とは誰だろうか?
ヤクルトの宮本だろうか、雛壇芸人の長として名高い土田だろうか。
違う。史上最高の仕事人とは何を隠そうこいつである。
そう、“ウォシュレット”である。
こう聞いて、七割方が納得してくれたと思うが、残り三割のウーパールーパーのために分かりやすい説明を施そう。
まず第一の理由としてウォシュレットに対するニーズの高さが挙げられる。
年齢が二桁以上の人でウォシュレットを使ったことが無い人は恐らく零に近いだろう。
無論、私も使ったことがある。
にも関わらず、ウォシュレットの全貌を見たことがある人はいるだろうか。
いたとしたら、その人は余程の物好きか、TOTOの社員かのどちらかだ。
そう、ここがウォシュレットが仕事人と言われる理由の最たるところだ。
使用頻度は高い、たが目立たない、と言うか姿を見せない。
まさに、仕事人。
さらに、ウォシュレットには様々な技が存在する。
最も一般的であろう、肛門付近の糞(以下:ようへい)を洗い流し、いささかの快感を与える“お尻”
そして、性交後の性器を洗浄する“ビデ”
他にも、使用者の肛門の強度に応じて、水圧を変化させ、水温も自在に操る。
素晴らしい。
これこそ正に、腐敗しきったこの世の中に光を与える救世主と呼べるのではないだろうか。