理系の、理系による、人類のための小論文
昨今、理科離れが進行しているとよく言われます。確かに理科を嫌いになることも確固たる個人の権利であり、学問の自由は法律で保証されています。理科を好きになるよう無理強いをすることは他ならぬ人権侵害であり、犯罪です。
しかし忘れてほしくないのです。現代の高度な技術、快適な生活、便利な諸機器、これらは全て科学の土台に立っているということを。科学無しには携帯電話での通信も、インターネットも、テレビも、エレベータもエスカレータも、電車も自動車も、道路も高層建築も、医学も薬学も、そして何気無く使う電球さえも、人間は作り得なかったのです。
そんなものの恩恵に預かりたいなど、これっぽっちも思っちゃいないよ、と主張する人も中にはいるかもしれません。しかしその主張はまるで見当違いであることを知って下さい。
『誰が産んでくれって頼んだよ!?好きでてめえのガキになったんじゃねえからな!!』
こんな主張は果たして許されるでしょうか。当然、真っ当な常識を備えた人間ならば、これは単なる屁理屈だと分かりますね。
科学もそうです。好き好んでお世話になっているのではないかもしれません。出来ることなら有史以前に生まれたかったと思うかもしれません。
しかし人類は誰も、今や科学の恩恵を受けずに生きることはできないのです。そうならば、親への孝行と同様に、科学への孝行というものが存在してしかるべきです。
何も私は全ての人に科学者になれと言うのではありません。ただ、人間は科学的な活動を絶やしてはいけないと思うのです。
ここだけの話、私は極秘に来年度の大学入試センター試験の問題を入手しました。そこで読者のみなさんに、来年度の数学I・Aの問題に挑戦して頂きたいと思います。
正しい解答に辿り着かなくても結構です。科学的な思考によって脳をいっぱいに活用することが、みなさんの今後の活躍に役立つことを願うばかりです。
《以下問題》
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
問2.
次の命題①~④のうち,1つは偽であり,3つは真である.偽であるものを1つ選び答えなさい.
①
②,③の真偽は一致しない
②
③,④の真偽は一致しない
③
①,③の真偽は一致する
④
①,②の真偽は一致する
(2010 センター)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
とーぜんながら、センターの問題だよって件はパチだよーん♪