また盗品
東京MXテレビで再放送中の『ドラゴンボールZ』。いま、フリーザとのバトルが、ますます盛り上がってきているところだが、このあたりのキーとなるのが、「戦闘力」という数値。それが測定できるスカウターが、測定中に「ピピピピ……ボンッ」と上昇しすぎて壊れたりしてしまったりして、効果的に実力アップを感じさせてくれる。
もし壊れずに測定できるスカウターがあったら、スーパーサイヤ人になったときの孫悟空の戦闘力、いったいどのぐらいだったのだろうか。原作ベースで勝手に検証してみた(※「 」表示の数値が実際に出た数値で、表示が憶測の数値です)。
「戦闘力」の概念が登場するのが、ジャンプコミックス17巻冒頭、ラディッツがやってきたところだ。
このときの悟空が戦闘力「334」。もっとも、地球側の戦士は、力のコントロールができるので、技を出す瞬間のピッコロは、「322」から「1330」まで一気に上昇する。
その後、界王拳を身につけよみがえった悟空、基本の数値がいきなり10倍以上の「5000」に上昇している(19巻)。ナッパも、「なにかのマチガイだ」とうろたえているが、最低値で「5000」。推定「8000」。
しかしベジータには2倍界王拳が通用せず、3倍に。ここで、スカウターの数値が、「21000」まで一気に上昇し、「ボンッ」。、といったところだろうか。悟空と互角に戦ったベジータが、新型スカウターで測定したとき「24000」だったから、やはり数字的にはこんなもんかと。
続いてギニュー隊長との闘いでは、ベースが「5000」の悟空、実際には気合いを入れると36倍の「18万」まで大幅上昇(24巻)。しかも、「瞬間的にだせる力はまだまだこんなもんじゃねぇ」そうだから、瞬間的にはぐらいか。
それでもフリーザは、変身前の第1段階で戦闘力「53万」という驚くべき数値。
第2形態に変身(25巻)するが、サイヤ人は、大猿になると10倍の力になり、そのサイヤ人をフリーザは恐れていたので、変身によるパワーアップをその半分の5倍と仮定して、、第3形態がさらに5倍で。そして、最終形態はというと……!! ……勝手に計算しといてなんだが、あきれる数字だ。
いっぽう悟空はどうか。ここで忘れてはならないのが、「サイヤ人は死からたちなおるたびに戦闘力をどんどんと高めることができる」という設定。ギニューとの戦いで負った瀕死状態から回復した悟空、「信じられん……!」と、自分でも驚いている(26巻)。1度死んだときは10倍以上パワーアップしてたので、死にかけの今回は、10倍アップのベースに。
気を高めて36倍、。10倍界王拳を使ってにも到達するが、6千万オーバーのフリーザには屁でもなく、「マックスパワーの半分も出せば キミを宇宙のチリにすることができるんだ」と、余裕の発言。50%フリーザがほどだから、悟空が限界の20倍界王拳でで互角の勝負になったのも、「こいつ……ハッタリじゃねぇ……!!」と悟空が言ったとおり、つじつまがあう。どうする悟空。
といったところで、ついにスーパーサイヤ人に覚醒(27巻)。瞬間的なマックスが、覚醒により一気に開放されるようになったと考え、それが大猿パワーや界王拳パワーをさらに超える50倍アップの、といったところでどうか。キリもいいし、フリーザを翻弄できたのもうなずける。まあ、景気よく100倍でもいいんですがね、“オレ設定”だし。
そんなわけで、雑なところ、ツッコミどころも多々ありますが、オレ的には“スーパーサイヤ人悟空の戦闘力、1億!”と、認定。
334→100000000!! ゼロ多いなあ。すごいぞ、悟空。
はたして、人造人間や魔人ブウ、ベジットやゴテンクスの戦闘力は? フュージョンでの上昇率は? 興味はつきませんが、今回はこのへんで。
(太田サトル)
※記事中の表記の数値などについては、記者の自由な解釈によるもので、『ドラゴンボール』公式の設定ではありません。