非線形システム科学的アプローチ?風が吹くと桶屋は儲かるのか

最終更新日

風が吹けば桶屋が儲かる
このような機序で、風を入力として、桶屋の売上が計算される
それぞれを関数化した、土埃関数を数値実験する
砂を球体と仮定すると、体積と断面積が計算される
1 秒間に風から受け取った運動エネルギーを、効率 100% で位置エネルギーに変換すると仮定する
v = 10 [m/s] では目の高さに砂は飛ばない
風速を v = 10 [m/s] に固定し、砂の粒径を変化させたときの砂粒の軌跡
v = 15 [m/s] では目の高さに砂が飛ぶ
風速を v = 15 [m/s] に固定し、砂の粒径を変化させたときの砂粒の軌跡
v = 20 [m/s] ではさらに大きな砂粒が目の高さに飛ぶ
風速を v = 20 [m/s] に固定し、砂の粒径を変化させたときの砂粒の軌跡
風速を大きくすると目の高さに砂粒は滞留せず高く飛び上がる
砂の粒径 0.0625 – 2 [mm] のそれぞれに対し、風速を変化させて見た砂粒の軌跡
風速 15 [m/s] で砂粒が目に入りやすい

✏️ 2024-09-25 追記

スライドを画像化して掲載します。そのほうが持続可能な気がして。もともと、このブログの題名は『こんなの作りました』で、本文はスライドの埋め込みと下記の文章↓↓だけでした。

風が吹けば桶屋が儲かる。科学的に。科学的(笑)だけどね。しかもこのスライド俺のせりふ無しじゃ意味分からんだろうな。

(オマケ) 眼の前を砂粒が飛び回る鬱陶しい図 (笑)

Accessibility のための文字起こし

  1. 風が吹けば桶屋が儲かる
  2. 風が吹くと桶屋が儲かる仕組み
    • 風が吹くと土ぼこりが立つ 
    • 土ぼこりが目に入って盲人が増える
    • 盲人が三味線を買う
    • 猫革のために猫が狩られる
    • 猫が減るから鼠が増える
    • 鼠は桶をかじってだめにする
    • 需要が生まれて、桶屋が儲かる
  3.  関数化した素過程のうち、第一の過程をミクロに検証する
    • \(土ぼこり = f(風)\) ←ここを!
    • \(盲人 = g(土ぼこり)\)
    • \(三味線 = h(盲人)\)
    • \(猫 = i(三味線)\)
    • \(鼠 = j(猫)\)
    • \(桶 = k(鼠)\)
    • \(儲け = l(桶)\)
    • ――――であろう
  4.  砂とは?
    • 【砂】主に SiO2 などから構成される直径が 2 ~ 0.0625 [mm] までの粒子。密度はおよそ 2.7 [g/cm3]。
    • 砂が風からエネルギーを引き受けて宙に舞い上がる。
    • それでは風のエネルギーは?→→→
  5. 砂粒が 1 秒間に受け取る風の運動エネルギー
    • 風に向かって立てられた受風面積 \(S\) [m2] の (素通しの) 仮想の的を考える。
    • 風速を\(v\) [m/s] とすれば、的から \(v\) [m] 手前にある空気は 1 秒後に的に達するから、1 秒間に容積 \(Sv\) [m3] の空気の塊がこの的を通過する。
    • 空気の密度を \(\rho\) (平地ではおおよそ 1.293 [kg/m3]) で表すと、質量 \(M = \rho Sv\) [kg] の空気の塊が的を通過することになる。
    • 質量 \(M\) [kg] のものが遠さ \(v\) [m/s] で走るときの運動エネルギーは \(\frac{1}{2} Mv^{2}\) [J] であるから、いま述べた空気の塊がもつ運動エネルギーは \(\frac{1}{2} (\rho Sv) v^{2}\) すなわち \(\frac{1}{2} \rho Sv^{3}\) [J] である。  
  6.  実際に砂を飛ばそうv=10 [m/s] の場合
    • 0.0625 ~2 [mm]のどの砂も目の高さまで来ない。
  7. 実際に砂を飛ばそうv=15 [m/s]の場合
    • 直径 0.644 ~ 0.837 [mm] の砂が目の高さに来る。
  8. 実際に砂を飛ばそうv=20 [m/s] の場合
    • 直径1.419 ~ 1.612 [mm] の砂が目の高さに来る。
  9. 風速 0.1 ~ 30 [m/s] のとき
    • 風が強すぎると飛びすぎる
    • 飛び出す角度が 45° へ近づく
    • 2 [mm] の砂は飛ばない?
  10. まとめ
    • 風が強い (速い) 程、粒径の大きい砂が飛んで危険
    • 少なくとも風速 15 [m/s] で砂は目のそばを舞う

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