完全なる汁何膳か。
貴弘(16)と鯱穂子(12)は付き合っている。
二人は5年間付き合っている。
出会いは鮮烈だった。
貴弘が入学式で、鯱穂子に一目惚れしたのだ。
それから貴弘は業平のごとく鯱穂子を垣間見てけり。
そして、5年前のクリスマス、貴弘は鯱穂子に想いのたけをぶつけた。
『鯱穂子、付き合ってほしいんだけど』
『………』突然の告白に鯱穂子は戸惑う。
『俺と付き合ってほしいんだけど』
鯱穂子が『イヤ』と言おうとすると、貴弘は鯱穂子の唇に人差し指を当てて、Christmasの夜に向かってこう言った。
『イエスが生まれた日にNOとは言わせない』
二人はその日を境に友達からカップルになった。
オチ無し
続くかも。
P.S タイトルは回文になってます。
最後のセリフ、自分で考えたとしたら死ぬほど尊敬する((((゜д゜;))))