デザインは単に外見を意味しない

最近はTwitterで言った話題を揮発させる前にブログに書いて固定するといった順序で書くことが多い気がする.別にこのブログに書いたからと言って,アイデアが俺の脳で安定に固定された記憶になるとも限らないような気もするけどね.


PremiumMarketManagementという,胡散臭げな良いウェブサイトを見付けました.株式投資のコンサルティングを一般消費者向けに提供する事業をやってるのかな?「確実!」とか「無料!」とか「3倍!」とか聞こえのいいフレーズを連呼してくれて気分がいいね.俺はこういう怪しげなウェブサイトとかテレビ通販とかを見るのがすごく好きなので,このウェブサイトも気に入ったんですけど,このサイトの一番初め,最上部に表示される画像が気になったので,今回はそのお話.
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こんな画像がページを開くと来客をお迎えしてくれます.この画像は確かなウェブデザインの知識のある人が制作したことはすぐに分かる.漢字はひらがなよりも大きく書いてあるし,文字詰めもタイトでウェブでの閲覧に特化してる.「2倍」「3倍」といった数字の後ろに来る単位(「倍」は単位と言わないかもしれないけど…)は,漢字であるにも関わらず小さく書いてあるね.これもよくある見せ方の一つで,「数が重要なのであり,単位は補助.数を強調する場合には単位は控えめに添えればよろしい」というデザインのセオリーに則ったものですね.
俺が知ってるウェブデザインのセオリーを並べてみても,とてもセオリーに忠実にデザインがなされているのが分かる.ということから,これをデザインしたのは確かなウェブデザインの知識のある人に違いないねと判断したわけさ.でも,何かがおかしい.違和感を覚える.俺の美的感覚からいえば「これはいかがなものかな..」と思う箇所が一つだけある.
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その個所を自分で修正したものがこちら.どこが変わったのか気付くかな?画像中の文字「そして…」のテキストエフェクトを抜いたのです!俺はこっちの方が自然だと思うんだけど,どうですか?
Bnz7tl_IMAErryC (2)
白抜きの字は大きさで強調してて,それよりもさらに強調したい箇所にテキストエフェクトを施すのがセオリーだと俺は思うのね.地の文から逸脱して強調するべき個所にテキストエフェクトを掛けるのであって,逆に言えば強調する必要のない場所にはテキストエフェクトをかけちゃいけないと思うんだ.それで「2倍」や「3倍」は,この文章の意図からして強調するべき個所なのはわかるけど,「そして…」を強調する意味は特になよね.株価が2倍から3倍へ漸次的に高騰していく過程が重要なんじゃなくて,単に「株価が大きくなりますよ!買いましょうよ!」ってことを言いたいだけだと思うから.
とすると「そして..」のテキストエフェクトは不要.テキストエフェクトは文字に加工を施す操作だから,無闇に乱用すれば文章の可読性を損なって却って悪影響を及ぼしかねない.乱用したら,強調の度合いも落ちるしね.使いどころは慎重に検討されるべきで,この場合には「そして…」には不必要.そのほうが「メリハリが出る」し,「見やすい」し,「強調感が高まる」.絶対にこっちの方がいいよ.と,俺は思うんだよね...まぁ俺の改変したバージョンでは文字詰めが甘いから,その点で美観的に劣ってる印象があるかもしれないけど,今回は「テキストエフェクトの使いどころ!」を主眼に考えてます.
皆さんはどうですか?どっちのデザインが合理的だと思う?

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