濱馴れよ

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4月3日にもなんか詩らしきものを書いてるけど,また書きました笑い.今回は短い,たった19字の詩です.古典的な日本の詩のリズムに則って,五七七の調子で書いてます.タイトルは今の今までなかったけど,このブログ記事を書くにあたって今考えてタイトルをつけるなら『濱馴れよ』かな.

濱慣れよ

前回作った詩『現の戸締り』と同じく大和言葉のみで書かれてますが,これは偶然.狙って大和言葉だけを使ったわけじゃないんだけど,でも似たような雰囲気を目指して言葉を選ぶと自然に大和言葉を選んだのかも.もしそうだとすると,これは俺の語感のセンスが少し磨かれてる証拠になっちゃうね笑.

見た目も綺麗でしょ.この間ダウンロードした「はんなり明朝」フォントのひらがなと,俺のパソコンには標準でインストールされてた「HG正楷書体PRO」の漢字を使ってます.背景の和紙テクスチャはその辺からダウンロードしたけど,それなりに和の雰囲気,古典の雰囲気を上手に演出できてるんじゃないかと思います!それっぽいでしょ!美しいフォントで綴られた一編の詩,この意味するところを少し解説しよう.

浜辺での生活に慣れ親しんだ者よ,そこの入り組んだ岩の影の,磯に隠れながら倒れ伏せている人が泣いているのが見えますか.彼(/彼女)が零す涙を,あなたが嘲ることはきっとないでしょう.

まぁ,詩の意味はこんなものでしょうか.後付けと言えば後付けです,意味から詩を書き始めてないからね.何から言葉を選り紡いでるのかといえば,ひとえに「語呂合せ」です!

ここから種明かし.なんとこの詩(詩かどうかも怪しいけど),単なる語呂合わせです!Wikipedia「命数法」記事の「仏典の数詞」項を見ましょう.上から60番目にある巨大な数,その名前は「翳羅」.エイラと読みます.この数は非常にに大きくて通常の位取り記数法では書けないので,「10の○○乗」の形で書いてあるね.さて,翳羅を10の累乗で表記すると,指数はいくつになるのか.

翳羅

10の80, 704, 505, 322, 479, 288, 332乗.何と読むのか分からん位に,指数の時点で巨大笑.日本語で書くなら,「807京(けい) 0450兆 5322億 4792万 8832」です.これはすごい数.これを覚えようと思ったら一苦労だよね.全部で19桁の数,なかなか覚えるのは難しい.語呂合せで覚えたら少しは楽かな...?

はまなれよ/いそごみにふし/なくにはやさじ
80704/5053224/7928832

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