【思考のスイッチ】ネットにいくらでもある普通の文章

最終更新日

まぁ,読まなくても笑.

思考のスイッチ

11個の思考の公式

この本の要点はこれに尽きる.

  1. 常識→非常識術
  2. ライバル接着術
  3. 付属品接着術
  4. 限定術
  5. 順番入れ替え術
  6. 他者憑依術
  7. 鉄板モチーフ術
  8. ワールドレコード術
  9. ニュースコラボ術
  10. 著名フレーム術
  11. 4大欲求見たし術

もちろん,これだけを見ても「何のこっちゃ」と思われるかも知れない.これら11個の技術を,例を交えながら説明するのがこの本の前半.

この本の後半では,これらのテクニックを実際の現場に応用する例をいくつか挙げる.ビジネス編,就活編,恋愛編.具体的な場面でこういう風に運用すると便利な発想術ですよ,と書かれる.

買ってまで読むものかなあ…

僕の率直な感想は「こんなのネットにいくらでも書いてある」.ネット上には本当に膨大な量の情報がある.それらは玉石混交で,上手に取捨選択しないとくだらない情報にまみれて時間を損するだけだ.でも,ネットには素晴らしい情報も大量に存在してる.この本に書かれてることは,ほとんどネットでも読めるような内容だと思った.

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ネットで良い情報に出会えるし

この本の素晴らしいのは,著者自身の体験から導かれた技術が言及されている点,それらの知識がやや体系的にまとめられている点,そしてネットが無くても読める点(最後の点は極めてどうでもいい).「やや体系的」と書いたのは,完全に体系的というわけでもないからだ.もっと体系的に,論理的にアイデアについて語った本なりネット記事なりがいくらでもあると思う.

有名なジェームス・W・ヤングの「アイデアの作り方」は優れている.彼の経験に基づいてアイデアを発想するための技術が語られている.それに加えて統計的な調査の結果や,他の本からの引用を交えて解説がなされている.詳しいし,参考文献にも当たれるというわけ(僕は参考文献まで読み進めてはいないけど…).「思考のスイッチ」は著者自身の経験に基づく法則をまとめた点で熱い一冊になっているとは思うけど,説得力の点で「アイデアの作り方」に劣るかな.

アイデアのつくり方

生意気な感想だな!

「アイデアの作り方」なんて古典を持ちだして比較してる辺り,僕は小生意気な書評屋みたいな感じだね.たいして読書してるわけじゃないから,超有名な古典との比較でしか語れない笑.他の類題な本との比較では語ることは,僕には出来ません!なぜなら読んでないからね!

たいして「発想系(と勝手に今命名して分類しました)」の本を読んだ経験もないのに,生意気に「説得力に欠ける」とか書いちゃって恥知らずだけど,まぁでもそれが僕の偽らざる感想.読んでみてもいいけど,別の人がおすすめしてる本を探して読むのがいいのかも知れないよ.

本を褒めないと損をする?

ところで,Amazonアフィリエイトは悪魔の仕組みだ.僕はこの記事で「『思考のスイッチ』はあんまり面白くないよ」と書いたんだから,リンクを踏んで買う人なんか期待できない.僕が読者にリンクを踏んでもらって,本を買ってもらいたいなら,本を絶賛するべきだった.

僕が大して面白いと感じてなくても,つまらなかった本を「面白いです!必読です!」みたいに宣伝する動機があるわけだ.そのほうが儲かるかも知れないから.Amazonアフィリエイトの記事は信用できないかもしれないねぇ笑.

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