スプラ × ローグライトの Side Order は、ミニマルだからこそ遊び尽くしたい名 DLC (他 6 作)
ローグライトの間口を大きく広げた巧妙なアレンジ 👍
Side Order は、手軽なのに奥深いローグライトの魅力を Splatoon のメカニクスに埋め込んだ名アレンジ。Splatoon 3 追加コンテンツ第 2 弾の本作は、30 階建ての塔を 1 階ずつ登り、最上階で待つボスを倒すのが目的。繰り返し挑戦して楽しめる構造が随所に散りばめられていて、クリア後も何度も遊んでしまった 😆

ローグライトとは、ランダムマップ生成とパーマデス (死亡すると全てアイテムを失くす) を主な特徴とする、蓄積や育成を楽しむゲームだ (IGN 記事の定義に準拠)。パーマデスは過酷な仕様だけど、繰り返し挑戦して蓄積と育成を重ねればいずれクリアできる。僕が遊んだローグライト要素のあるゲームと言えば DQM テリワンくらいだろうか?
Side Order も最初は残機 2 つと厳しい制約の下、かなりの強敵と対峙する。一度や二度の挑戦でクリアするのは至難の業。挑戦が終わったときに得られるシンジュを使って残機を増殖するなど自機の強化を行い、再挑戦するのが基本の流れ。次回は強化された自機で挑めるから、より高い階まで登れるようになる。遊ぶほどに上達を実感できるから楽しい!僕は 9 回目でやっとボスを撃破できた 🐙

一度クリアしても、全 12 種類のブキを使ったボス撃破ミッションが待っている。ブキごとに性能が全然違うから、戦い方もガラッと変わる。戦闘の間合いや敵を倒す順序など、ブキごとに最適な戦術を試行錯誤するのは面白い。僕が好きだったのはチャージャーでチャージ速度を 5% にまで短縮して、最大タメ射撃を連射しまくること😆 めちゃめちゃ強い!

ブキを全て解放したら、ぜひ縛りプレイを試したい。カラーチップ (その挑戦限りのバフ) に同系ばかりを集めれば大量のボーナスが得られ、自機の強化がさらに捗る。40 枚のカラーチップを全て同系一色で揃えるとブキの性能がすごく尖るから、挑戦の味わいもまた少し新鮮に感じられる。

クリアしてみれば分かるけど、Side Order の全容はかなり小ぢんまりしたものだ。[自機強化] × [ブキ] × [カラーチップ] × [乱択マップ] あたりの少数の変数の組み合わせを楽しむもので、決して膨大な遊びがあるわけじゃない。このミニマルな遊びの設計が Splatoon のメカニクスの上で構築されているのは見事だし、僕にはとても刺さった。一方で、これでは物足りないと感じる人がいるのも理解できるかな。

あまりにも楽しかったから、ただ時間を楽しむだけのために遊んだほど。これは僕にしては珍しい。他のゲームなら「クリアのため」とかの目的が無ければ起動しないし、クリア後はたいてい次のゲームで遊んじゃうからね。Side Order は、2024 年に僕が遊んだゲームの中で 1 番楽しかったと思う。
| タイトル | 評価 | プレイ時間 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| Splatoon 3: Side Order | ⭐⭐⭐ | 29:22:03 | 74% |
| ゼルダの伝説 知恵のかりもの | ⭐⭐⭐ | 32:26:09 | 100% |
| Tales of Kenzera: Zau | ⭐⭐⭐ | 17:43:05 | 100% |
| ファミコン探偵倶楽部 笑み男 | ⭐⭐☆ | 11:24:59 | クリア |
| Assassin’s Creed 3: Remastered | ⭐⭐☆ | 19:45:40 | 34% |
| ソニック × シャドウ ジェネレーションズ | ⭐☆☆ | 5:23:57 | 未クリア |
| スーパーマリオRPG | ⭐☆☆ | 13:21:28 | クリア |
| アスファルト: Legends Unite | ⭐☆☆ | – | – |
以下では、他のゲームの感想も紹介しよう。
ゼルダの伝説 知恵のかりもの ⭐⭐⭐
伝統と革新をハイブリッドした新作ゼルダは、遊び手に新鮮な体験を提供する。TotK のウルトラハンドっぽい要素を 2D ゼルダに持ち込んだことで、見下ろし型のゼルダに新しい風が吹き込まれた。期待を超える素晴らしい作品に仕上がっている。

家具や食べ物、水や雲など、世界中に存在する様々なモノをいつでもどこでも作り出せる “カリモノ” がメカニクスの核心。このカリモノで飛躍的に上がった自由度のおかげで、冒険で遭遇する謎解きや戦闘には、プレイヤーの数だけ攻略法がある。どんな工夫や遊び心にも応えてくれるから、思い付きを次々と実験するのがとても楽しい。

伝統的な見下ろしゼルダとして、外部の評価も高い。The Game Awards 2024 では Best Action / Adventure と Best Family にノミネートされた (どちらも受賞ならず)。収集要素を含め 100% クリアまで遊び尽くして言えるのは、懐かしくも革新的な本作は確かにおすすめできる 1 作だ。
ザァオ: ケンゼラの物語 ⭐⭐⭐
The Game Awards 2024 で Games for Impact にノミネートされた Zau は、バントゥー文化の豊かな神話にインスパイアされたメトロイドヴァニア。戦闘もステージギミックもかなり骨太で、何度も何度もやられてはサクサクと再挑戦するテンポ感はやみつきになる。グラフィックもインディーとは思えない精彩さと迫力!
中核を為すメカニクスは「太陽の仮面」と「月の仮面」。「太陽の仮面」は近接攻撃と熱気を、「月の仮面」は遠隔攻撃と冷気を、自在に操る。一方の仮面からの仮面の攻撃を弱点とする敵も登場するから、戦闘ではパチパチと仮面を切り替えることになる。この操作が手に馴染んでくると、探索と戦闘は最高に気持ちが良い!

インディーだから ¥2,000 と安いのも薦めやすいのもポイント👍 世界観を推すあまり、始めのうちは聞き慣れない用語にちょっと圧倒されると思う。それでもメカニクスは単純ですぐに慣れるから大丈夫。僕はたまたま Nintendo E-shop で見かけて買ってみたんだけど、これが 100% まで遊びたくなる名作で嬉しかった!

驚愕の展開『笑み男』、ヒリつく決戦『アサクリ 3』(⭐⭐☆)

驚愕の展開でプレイヤーをあっと言わせる『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』は、ノベルゲームとして高い完成度を誇る。個性的な登場人物はどれも魅力的で、結末に向かって回収される伏線には思わず膝を打つこと請け合いだ。サイコホラーな演出も、プレイヤーを効果的に物語に引き込んでいる。
惜しいのは、ゲーム体験が一方的で、ほとんど相互作用が無い点。開発者は「インタラクティブドラマ」と言葉を作って説明を試みてるけど、あまりインタラクティブには感じられなかった。それこそ、小説や映画で代替できてしまいそう。とは言え、35 年ぶりのシリーズ新作として良い再スタートと思う。

累計 1200 万本を超す 2012 年のベストセラーの移植版 Assassin’s Creed 3 リマスターは、ステルスアドベンチャーの古典を楽しむのにうってつけ。1775 年アメリカ独立戦争を舞台に、主人公コナーはテンプル騎士団の幹部暗殺の使命に燃える。軽快なパルクールと手際のよい戦闘は、何時間も没頭して遊び続けてしまうほど。
難解な物語や余分なシステムのせいで、遊びやすさを損ねている点は課題。特に現代パートで繰り広げられるプロットは意味不明で、カットシーンは邪魔にすら感じられた。船の改造や収集した素材の売買などの要素もあるけれど、「遊びの幅を広げた」と言うより「蛇足な水増し」の域を脱しない。

噛み合わない『ソニック』、新しくない『マリオ RPG』 (⭐☆☆)

『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』は、ソニック 20 周年を記念した 2011 年の作品に、新編「シャドウ ジェネレーションズ」を追加したもの。鮮やかなグラフィック、疾走感あるサウンド、大迫力のカメラ演出、愛嬌あるキャラクターなど、僕の好きそうな魅力が揃っているから「絶対にこのゲームは気に入るに違いない!」と考えて買った。しかし、どうも遊びにくくて手が進まない。
理由はおそらく、最大の特徴である高速アクションと、その他の要素の噛み合いの悪さ。速く遊べば、分かりにくい当たり判定や素っ気ないミス演出に肩を透かされる。ゆっくり遊べば、強すぎる慣性やジャンプの低さで焦れったい思いをする。気持ちよく遊ぶには上達する必要がありそうだけど、上達するまで遊びたいと思えなかった。頭では好きなんだけど、心では好きになれなかった。

1996 年 SFC ソフトのリメイク『スーパーマリオRPG』は、おそらく原作プレイヤーには垂涎の作品なのだろう。サクサクと上がるレベル、軽快な物語、豪華なカットシーンなど、RPG として十分に楽しめる要素を備えている。本作にしか登場しない魅力的なキャラも多い (特にジーノ👏)。

ただ、総じて「ノリの分かる人向け」と感じた。古いゲームらしく説明不足で、「そんなの分かるか!」と呆れるような詰まりポイントもある。等角図に固定のカメラは、ステージ内のアクションを不必要に見にくく分かりにくくしてる。ラスボスの見た目もカッコ悪く奇妙で、克服し甲斐が無いのも地味に残念。

[番外] アスファルト: Legends Unite ⭐☆☆
Free to Play 型のアスファルト: Legends Unite は、猛スピードのレースゲーム。Switch だけでなく、Play Station や Android / iOS でも遊べるようだ。1 度しか起動してないから評価するには及ばないけど、以前遊んだ FAST Racing NEO を思い出す良い体験だった。
本作は 2019 年発売のアスファルト 9: Legends のリニューアル作品だそう。そう考えると、今年遊んだゲームの半分は旧作だったようだ。まぁマリオ RPG が圧倒的に古いだけかな。

プレイ動画を YouTube に上げてます
ここで紹介したゲームのプレイ動画を YouTube チャンネル Nintendo Playthrough で公開してます。興味のあるゲームがあれば、YouTube の方も見てみてね。

ただ僕のゲームプレイを載せてるだけのチャンネルではあるけど、意外と 207 名に登録してもらってる。登録者が増えるのは嬉しいね。これまでのところ、約 3 ヶ月で 8 人が登録してくれるペース。YouTube を収益化するのに必要な登録者数 500 名を達成するには、まだあと 9 年もかかる…w

チャンネル登録者数の条件と、過去 365 日間の総再生時間の条件とで、達成状況がだいたい同じ。これはきっと偶然じゃないんだろう。YouTube の運営が「不正しない限り、これらには相関があるから同時に達成できるはず」として決めてるんだろうね。そして、実際にその通りになってるわけだ。
