2歩先を読み1歩目だけ話せ

先読みするのはいいことだけど,理解されないと意味がない.

作った模式図

整理とは基準を作ること

複雑な概念を整理することを考えるき,どうやって整理するのかはとても重要.既存の概念が1から9まであるとして,それを「A」と「B」に整理するのか,「A」と「B」と「C」に整理するのか,「A」と「B-1」「B-2」に整理するのか (あるいはそれ以外なのか)を決めることは,「これからはこの基準でものを考えます」というのを決めることだから,重要なのは当然だ.

概念を分類する基準を選ぶ

ものを考えるときの基準を選んで決めるわけだから,それなりに先読みして決める必要がある.朝令暮改で「すいません.やっぱりこの基準止めて,こっちの基準にしましょう」としても別にいいけど,その手間は大きいし面倒くさい.だから「今後こういうことがあるはずだから,この基準で整理するのが良いんです」という根拠を持って整理したいわけだ.

しかし先読みした内容を全部話しちゃうと,その提案は新しい概念を含みすぎる.先読みしてない人に整理を理解してもらうために,新しい概念を次々押し付けても理解してもらえない.整理の基準に「偶奇」という概念が含まれるならそれを理解してもらう必要があるから,偶奇の説明を提案に含めることになる.そうなると「なぜ偶奇で整理するかと言うと…」という根拠の話は発展的すぎるから,省略したくなるね.

2歩先を読み1歩目だけ話せ

新しい整理を導入して理解してもらうためには,整理そのものを説明すればいい.整理そのものが理解されるために説明が要るなら (例えば偶奇を説明するなら) ,その整理が必要な根拠は本論からはカットしちゃっても良いかもしれない.もちろん聴衆の中には「何でこの整理なの?」と聞くことのできる理解力の高い人もいるでしょうから,それに備えて補遺の資料を用意しておいて,同時に整理の必要性を説明できるようにする必要もあるけどね.

話題に重み付けして理解を容易に

オマケ: 概念を可視化する

僕はスライドに文字をごちゃごちゃ書くのは好きじゃなくて,できるだけ視覚的な説明を心がけてる.視覚的な情報は理解しやすいし,記憶にも残りやすいと思うから.でも視覚的に説明すためには僕の頭の中の情報を,自分で思ってるよりももっともっと単純化して整理しないといけない.それは簡単な作業じゃないけど,スライド作成の過程で字分自身の考えも体系化されるから,無理して視覚的にする価値はあると感じてる.

概念を視覚的に整理すために使えるのは表.表を使えば2次元の情報を体系的に説明することができる.でも情報を整理する軸が3個だったら?3次元の表は書けない.2次元で表現できないということはその整理はまだ十分に単純で簡潔じゃない可能性があるから,もっと検討を深める必要があるかもしれない.でも「もうこれ以上単純化できない!」ということだってある.それが3次元だったら3次元で表現するしかない.

3次元の情報整理

というわけで生まれたのがこの絵.本当は緑の2次元の表で概念を整理したかったんだけど,どうしても無理なので3つめの次元を追加して,立体的に視覚化してみたのでした.一旦平べったい餅みたいな形で視覚化してみたんだけど,より単純化するなら餅じゃなくて立方体だよなと思い,さらに洗練させてみたら概念がアイコンみたいになった.気に入ってます.

アイコンみたいになった

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