自業自得

破滅へ向かうハメッツ星
星を治める王の独裁により滅びゆく
レジスタンスが力をつけはじめ、戦争が始まろうとしている
この星には昔から言い伝えがあった
天から舞い降りし1人の青年と地から這い出し1人の熟女が星を救うと
星自体が膨張を続け、このままでは破裂してしまう星、ハレッツ星
星の地底人が住む世界が狭いと暴走して住処を広げている
地上人と地底人との戦争が始まろうとしている
お互いに武器を揃え、星が消し飛ぶほどの武力を手にした地底人
マントルをぶち壊すほどの武力を手にした地上人
この星には昔から言い伝えがある
遙か彼方の星から舞い降りし少年と試験管から生まれし少女が危機を救うと
地軸がズレはじめ、気候が爆発的に変わって異常気象で破壊されていく星、ハカッイ星
地底人の星だが捕ミミズのし過ぎで地中が異常をきたし地軸がズレ始めた
異常気象で洪水がひどく土がなくなってミミズがまた減り、かと思えば雨が全く降らずミミズがまた減り、かと思えば強風で土が飛ばされてまたミミズが減る
地軸のズレは直らない
この星には昔から言い伝えがある
地に産み落とされし幼子とコウノトリから運ばれし小さき老婆が星を救うと


金持ちの星、オサッツ星の金持ちの家マネーン家はオサッツ星初の他星出産を決行した
たどり着いた星はハカッイ星
着いてからすぐにユキチが産まれた
ちょうどよくハカッイ星では言い伝えの子と誤解され、わずか4ヶ月で星王に即位した
関白にユキチの父ヒデヨが選ばれた
ヒデヨが実権を握り、捕ミミズ禁止令を出し、密猟が行われないように捕ミミズ禁止委員会をたてた
異常気象はマネーン家の財力でねじ伏せた
ハカッイ星で救世主となったユキチは祖母イチヨーを星王に即位させ、事態の悪化を防がせて、他の星へ旅立った
着いた星はハレッツ星
ちょうどよく言い伝えと誤解を受け、戦争を止めるよう頼まれる
マネーン家の軍力なら軽く止められた
地底人にはチュッパチャプスをあげて、大いに喜ばれた
救世主の遺伝子を残そうと思った星王はユキチの精子を精子バンクに預けさせた
そうして産まれた女の子は星王に即位し、星の安全を守った
つぎに着いたのがハメッツ星
降り立ったとたんに群集に囲まれる
救世主と呼ばれるユキチ
さっそく星王を潰した
星に平和が戻る
星の王にはハレッツでユキチの娘を産んだ地底人のニトベになってもらい、平和が続いた
ユキチは今も他の星の危機を救っている
灼熱の気温が続き、生物が滅んでゆく星 地球
ここにはユキチは来ない
いつまで待っても待っても…
そう、自分たちが悪いのだから…………

コメントを残す

回れ右の内輪差をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む