円一二三

氏名:圓 壱弐参(ツブラ ヒフミ)
年齢:17歳
職業:高校生
性別:男性
身長・体重:不明
壱弐参は高校生になって1年以上経つ。今高校2年生だ。壱弐参は学校で宇井 楢(ウイ ナラ)率いるサッカー部の部員だ。中学時代からサッカーを始めたのだが、とても上達して、今はのクラスの誰よりも上手い。
壱弐参の中学のテニス部は都でベスト8かなんかに入る強豪校だった。そこの部員はたいてい中学のそばのスクールに通っていた。だからシニアの大会も公式試合も両方成績がいいのだ。でも、そこのスクールの会長の娘は、特別レッスンを受けていて、壱弐参の友達(♂)も敵わない程上手いそうだ。
そんな話をして壱弐参と仲良くなった友達がいる。彼の名は栗須 以革(クリス イカク)。壱弐参と以革はたまたま地元が近いことが話していて分かった。だから高校から帰る時はいつも壱弐参と以革は一緒だった。
『以革テニス部だろー。上手いのぉ?』
『上手くねーって。壱弐参はサッカーどうよ。』
『…もう部員が2人しか………。』
『戸山かっ!!』バシッ!
『入院するだろ!そんな強く叩いたら!』
『わりぃわりぃ!壱弐参、入院したことあんの?』
『俺はないけど…。以革は……ないよな。』
『あるよ。病名慢性先天的臀部痒感症候群。』
『!?』
『尻の穴にさ、ペンチみたいの突っ込んで手術すんのね。痛いよー。』
『すげぇ手術だな…』
『肛門拡張ってゆうらしいぜ。胃拡張ってのもやったな。』
『以革、お前大変な目に遭ってんのね…。てか、手術に詳しいね?』
以革は超胃拡張に詳しい。
…ッてね!!


『あーそうそう。壱弐参は去年同じクラスだったでしょ。月野 水無(ツキノ ミナ)さんってテニス部の人と。』
『あぁ、一緒だったね。以革にはまだ言ってないと思うけど、あの人と俺、地元近いんだぜ。』
『へぇー…。まあ、でさぁ、その月野さんが今回の大会で都大会に進んじゃったらしいよ!』
『へーー!あの人テニス強いからねー…。』
『知ったような言葉ぶりだな?壱弐参、なんか知ってんの?』
『実は…』
『実は…?』
『俺……』
『俺……?』
『夜の校舎窓ガラス壊して回った。逆らい続けあがき続けた。早く自由になりたかった。信じられぬ大人との争いの中で、許し合い一体何分かり合えただろう。うんざりしながらそれでも過ごした。一つだけ分かってた事。この支配からの………』
『卒業』
『俺と月野さん、地元近いって言ったろ…』
壱弐参が解説を始めた。
月野さんのテニスが上手い秘密が分かった。
月野さんは壱弐参の地元の優秀選手を輩出しているスクールの会長の娘だそうだ。

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