リレー小説~序の口~

そう、あの日もこんな心地の良い風が吹き抜けていった。
あの時のことは二度と忘れないだろう。絶対に…。
今日もあの子が持っていたマリモを持っている。
でもあの子はもう戻ってこない。けれども忘れられない。持っていれば、また戻ってくる気がして…。
「知ってる?マリモって生きてんだよ?」
それがあの子の口癖だった。またあの声がするんじゃないかと思って仕方がない。

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