しゅーきょー

ファイナルジャッジメントって映画がこの6月に上映されるらしい。広告に掛けるだけの潤沢な資産を持ちながら、有能な役者や脚本家、監督を集められずに失敗するタイプの映画――――――そういう感じのする広告が池袋に貼ってある。会社が同じなのかシリーズ作品なのか分からないけど、同じ広告には『神秘の法』っていう別のアニメ映画の広告も載ってる。こちらも失敗作感満載の広告。どちらも『人類が終末を迎えるとき、僕らは――』みたいなテイスト。そういうSFを日本人がやって面白い試しがない。何で分かんないかな?って思う。そもそも終末説ってキリスト教とかウニャウニャ教とか知らないけど、そういう宗教から出た話じゃん。信仰のない日本人が作るってどうよ?って思った。
そんで、いろいろ胡散臭いなーって思いながら広告を見た。広告見るのは俺の趣味みたいなもんです。そしたらこれも底流は宗教っぽいなって思ってきてさ。終末説だからじゃなくて、広告文句とかがね。大川隆法。おおかわりゅうほう。なんか聞いたことあるぞ。どこぞのエルカンターレだったかな?広告の隅々までよく見ても幸福の科学とは一文字も書いてないけど、大川隆法って見たらピンと来た。幸福の科学が制作した映画のようだ。
宗教に特に興味がない人間をさり気なく教化するための映画だったんだね!きっと『人類の(もしくは日本人のって言うかも)危機を知らせるために作りました!』っていう名目の教化。広告のどこにも幸福の科学って書かないのはなんでだろう?やっぱり日本人の新興宗教アレルギーを考慮して、正体を隠したいのかな?俺は見ません、たぶん。広告からしておもしろそうじゃないからね。役者も三枚目だし。面白そうなはらはらドキドキのアドベンチャー映画でも作れば、中学生とかならギリギリ見るかもしれないのにね。これはちょっと駄作の予感のする広告じゃん。
宗教に関心がなきゃこんなこと言いません。エルカンターレなんて知りません。つまり俺は関心あるってことね。一つのビジネスとして成り立つんだから尊敬する。俺も早く悟りたい。見る人が見たら吐き気のする記事でした。でも日本人の大多数は無関心な記事でもある(笑)