タスクビンゴの効能
タスクビンゴの合理性を考えてみた.
仕事を効率的に消化したくてネットを見てたら「ToDoリストをゲーム風にしたらタスク管理がはかどりすぎた」という記事を見つけた.
4×4のマス目を紙に書いて,その中に課題を書き入れる.この「2次元に並べる」ということのメリットを考えてみた.
たいていのToDoリストって,「リスト」と言うだけあってただの箇条書きであることが多いんじゃないかな?1番目の項目,2番目の項目,3番目の項目,,,と1次元的に並べるでしょ.でもこの方法(記事中で「タスクビンゴ」と名付けられてるので僕もそれに倣って呼びます)は,「2次元的に並べる」.下の2つを比べてみて,どっちが全体を把握しやすいかな?
2次元的に並べると視覚的に課題がぐっと見やすくなるんだよね.縦に1列に並べられるより,縦横に2次元的に並べられている方が見通しがいいと思う.だから自分の進捗を一目で把握しやすい.進捗が分かれば急ぐ必要があるのか,ゆっくりできるのか直感的に理解しやすいね.
加えて2次元的な配置は,1次元に並べるのと比べて全体を記憶するのにも役立ちそう.例えば将棋盤のマス(縦に9マス,横に9マス,全部で81マスあるけれど)を1から81の番号で呼ばないよね.7六とか5四とか,2次元的に理解するよね.情報量を縦と横に分散したことで,理解しやすくなる効果があると思う.
つまり,何が言いたいかって,「箇条書きより,格子配置のほうが全体を把握しやすい」ってことね.前の項目と関連してるけど少し違う.これはタスクビンゴを見てないときに注目した効果.タスクビンゴの紙が手元にないときでも,自分でタスクビンゴの紙を記入していれば,自分のタスクにどんなものがあったかぱっと思い出せると思う.「確か左上のあれがまだ未完だったな…」とかね.
引用したオリジナルの記事中では,「ビンゴのように1列タスク処理が完了したら勝ち!」というルールを提唱してる.別に勝っても何も出ないし,他人から褒められるわけでもない.でも自分で自分に報酬を用意するやり方って凄く生産的だと思う.
大袈裟なことを言えば,全てのことは自己満足なんです.他人のために働いて他人を満足させるのも,「他人を満足させることが出来て嬉しい!」という自己満足なんです.そして自分を満足させることが人生の目的なわけです.小さな成功体験と幸福感を自己生成する能力は,大きな成功を成すのにきっと役に立つ.