現代版『里見八犬伝』中の下巻

ドラゴンを相手にひとりで戦わなければならない恐怖と男2を失ったショックで女1は放心状態になっている。
幸いにドラゴンも右目と右翼を失い、暴れまわる…
そのとき女1は不思議な声を聞いた…男2の声だ。
「今こそ、ドラゴンを倒せる時だ。クヨクヨしてはいけない。俺たちの勝ちだ!」
女1は立ち上がり、暴れ狂うドラゴンに向かっていった。
爆風で飛び上がりながら、暴れ狂うドラゴンの口にダイナマイトをたたき込む。
ダメージはデカい!しかし、まだ終わりではない。我を失っていたドラゴンの攻撃の矛先が女1になってしまった。
尾でつかまれる女1…『しめつけられ、死ぬよりは…』と最後の力を振り絞り、ダイナマイトを尾に埋め込み、脱出に成功するが自分もかなりのダメージを受ける。
女1の右腕が爆発で飛んでしまった。
ダイナマイトを生成するには片手だと時間がかかる…
思い立った女1は残ったダイナマイト2つを抱え、爆風でドラゴンの口へと向かっていった。
ドラゴンの左翼の攻撃を爆風でかわし、もう1つのダイナマイトで勢いよく口へ飛び込んだ。
さっきの口に投げ込んだダイナマイトのおかげで、炎を吹けないようだ。
体の中なら邪魔するものがなく作れるはずだったが、消化が始まった。
急いで特大のダイナマイトを作ったが手足が溶け、外へ出られない………


このままでは、ダイナマイトに着火できなくなるので、仕方なく爆破させる…己の体も巻き込んで…
こうしてドラゴンを倒し、揺れが止まった。
一方、先へ進む一行は出口付近まで走っていた。そして、揺れが止まる。
しかし、同時に女1と男2への興奮がやんでしまった。
死んだことを悟るメンバーたち…泣き叫ぶ女2…でも立ち止まるわけにはいかない。
とりあえずダンジョンを抜けて先へ進んだ。
ダンジョン3
悲しみに浸りながら歩くメンバーだが、いつまでも悲しんでいられない…敵が現れた。
こうもり男が現れた。女2はあんパンをブーメランに変え、攻撃する。
悲しみに暮れるメンバーで戦うのはマズいと思った男3はフルートを吹き、みんなを集めて瞬間移動でうまく逃げながら部屋を出る扉へ向かう。
なんとか逃げ切ったがメンバーの気持ちの切り換えが全くできていない…
そんなメンバーの背後から迫りくる黒い影………

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