宇井 楢のモデルは

昔々、あるところに占い好きの男の子がありました。その名を宇井 楢(ナラ)と申します。いつも今日の運勢を見ては、独りで一喜一憂しておりました。
ある日の楢の恋愛運は
★★★★★
でした。今日こそは想いを告げるべし、だとか。楢はテンションが上がってしまい、思わずテントを張りました。
その日の楢の全体運は
★☆☆☆☆
で、行動はいつも通り以下に慎むが吉。嘘をつくと心に深い傷がつくだろう。
どっちだよ。
とか言いつつ、いつも通りに学校に向かった楢。
いつも通りに授業を受け、
いつも通りに授業を眠り、
いつも通りに授業の終わりの挨拶だけ起き、
いつも通りに張ってるテントを上手い事隠していた。
きーんこーんかーんこーん。チャイムは鳴った。昼休みに鳴った。昼休みになった。
楢はいつも通りに昼練に行きました。楢は蹴球部の長だ。昼練は欠かしません。本当は蹴球が嫌いで辞めたいくらいなのに。
ドリブル、シュート、パス、htzkの相手、ユウジの話し相手、所長の台詞覚え…………
きーんたーまなーんこー。たーなかーはいーっこー。
チャイムが鳴った。楢の苦しい時間は終わった。楢は昇降口へ向かう。
そこへ飴部のマネがやって来た。そして飴の真似をした。

飴の真似は楢に言った。
『また昼練?大変だねぇ楢も。』
『大変だよそりゃあ。習い事も始めたいのに全然時間なくて。』
『楢なら習い事やっても頑張れるよー』
Naranaranara。
『ありがとぉ。まぁ今は蹴球に集中したいしね、大会近いし。習い事はまたの機会でいいんだ。』
『楢はホント蹴球部長って事ゆうねー』


『まぁ、好きだから♪』
『キモいよ…楢…今のは…』
家で楢は傷を癒していた。飴の真似が楢の頭にこだまする。
楢は蹴球に想いを告げた。しかし嫌いな蹴球を好きだと嘘をついて心に深い傷がついたとさ。

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