現代版『里見八犬伝』下の下の上巻

ヨシマールの死…主戦力を失った。しかし進むしか無い…
ダンジョン4
ほんのり明るい場所に出た。100畳ほどの畳の部屋に松明が数え切れないほど壁にかかっている。
永蘭の足を畳の中から飛び出た腕が掴む。畳の中に引きずり込まれる…その時!はじめて永蘭は能力を使ってみた。今までは恥ずかしくて使えなかった。今なら何かできる気がして…
永蘭の左足首は右手首になった。
…が、戦況は変わらない。しかも掴まれているのは右足であった
「うわーっ!」
…引きずり込まれていった。カッコ悪すぎだった。
level2!……覚醒して、発動した。
左足が右手になった。すかさず右足を掴んでいる手を殴った!左足の右手で。
そのおかげで畳の上に、わずかに手が出た。すぐさまに男3は手を掴み瞬間移動を使った。
畳の上に永蘭は出てこれたが、右足を掴んでいた敵も一緒に出てきた。2人の女忍者こと、『風』と『波』が取り囲んだ!
風が鎌鼬で攻撃するが敵はすぐに畳の中へ逃げていった。
波がすぐさまに飛びくないで攻撃したが間に合わなかった。
「どうやら、相手の能力は畳の中を自由に動けるだけのようね。」
10mほど向こうに次のダンジョンへの道がある。その道は畳ではない…
「試してみるか。」
瞬間移動!10mほど先の道に移動した。
一斉に走った。どこからも攻撃がない…どうやら本当に追ってきていない。戦わずにして、先へ進んだ。なんともあっけない…
こうして永蘭のlevel2という収穫を得て、次のダンジョンへ進む。


はずだったが……?!

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