ネガティバーの日記。

朝、起きる何故か右足と右手と右目と右耳がつっていた。こんな状態では起床など不可能だ。死ぬかと思った。
今日、学校に行くとき電車が遅延して、いつもより電車が混んでいた。ぱっと見50代のおばちゃんと0キョリでのつり革の取り合い。死ぬかと思った。
学校に着いたら遅刻だった。遅延証があるにも関わらず、先生は俺を怒鳴り続けた。死ぬかと思った。
昼休みに弁当を食べる。僕には友達がいないので、いつも通り独りで食べる。常に思うことだけど寂しい。死ぬかと思った。
仕方なく校内をブラブラする。自販機でお茶を買う。死ぬかと思った。
購買でパンを買う。死ぬかと思った。
パンの中にヒ素が。死ぬかと思った。
もう、自分の人生に希望が持てない。“もてない”って打とうとしたら予測辞書に“モテない君”って出てくるし。もう、死にたい。


そう思って教室に帰る途中のこと。隣のクラスの学年一かわいいと評判の女の子が『教科書貸して』と言って来た。
僕はその時、確かに自分の血液が沸騰し、体温が上昇するのを感じた。
しかも彼女はその後、『あと……付き合ってよ』と言って来た。僕は何がなんだか分からなくなった。ついさっきまで本気で死にたいと思ってた僕は、生きる意味を見つけた。
今までの苦難もこの瞬間のためにあるというのなら人生における全ての不幸、困難、苦痛も苦しくなくなる。全てのものに意味があると感じられる。
まぁ結局のところ何が言いたいかっていうと
――――自殺カッコ悪いよ。

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