たんぽぽの生活

段出 梨緒(ダンデ リオ)が高二の時、クラスの皆で夏休みに集まり肝試しをしたことがあった。企画したのは男子でほとんどの参加者が男子でしたが、女子も数人参加していました。
次々に待ち合わせ場所にやって来るクラスメイトたち。そして予定の人数の22人が全員集まったところで、いよいよ肝試しの場所に足を進ませた。
その建物はとても古くからあるそうだが、最近火事で焼けてしまってからは廃墟になっていた。暗い夏の夜、そこへだけ月の光が煌々と射していた。青白い廃墟の3階に予め男子がメモを準備していて、それを確認して帰ってくる。
しかしその建物は単に無人の廃墟であるから肝試しの場所に選ばれたのではない。そこには夜不思議な現象が起きる事で有名なのだ。焼けぼっくいが突然火の粉を上げたり、焼け残りの花瓶が割れたりするのだ。
家と一緒に焼け死んでしまった未亡人の家主が今も家の中で生活しているのだ。ガスコンロのツマミが独りでに回るだろうか。夜には雨戸が閉められる音がしたりする。
関西地方出身の霊能者は語る。
その建物には…
いまだに…
未亡人の…
怨念が…
…おんねんナァ。

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