リレー小説~大三元~
あの頃は全てが楽しかった。全てが輝いていたし、実際に僕達は世の中に向かって光を放っていたと思う。
しかし、それは突然やってきた。
『俺ぇ~バンド辞めるよぉ~』
三吉の突然の脱退宣言。メロディをつける者がいなくなり、加えてドラムも居なくなった。僕達は3人になってしまった。
三吉が居なくなってからはVocal、ギター、ベースのスリーピースで活動を続けた。
三吉のメロディを失った僕らではあったが、翔一の作詞でなんとかやっていっていた。
しかし、それは突然やってきた。
『わてぇ~、バンド辞めるでぇ~』
翔一の突然の脱退宣言。作詞家を失った僕らは、っていうか僕と彼女は二人で活動を始めた。