まんが
カイジとかあるじゃん。カイジは麻雀の漫画だっけ?あんまり知らないんだけど。
あの人、絵下手すぎじゃないか?よくまあこれで漫画家を目指そうと思ったもんだよね。あんな画力しかないなら普通なら諦めるよね。
でも諦観しないで本気で漫画家目指して、立派にやってるわけで。しかも大学生の男子みたいな、『麻雀好きだし!』とか言う人からの圧倒的支持も得てる。
すごい。俺がプロ野球選手になって、地元の少年野球チームとかにちやほやされてるようなもん。違うかな。とにかくすごい。
どんだけ面白いんだろうね。麻雀の漫画なんて最後のツモで何でも起こせるし、それなりに麻雀できれば描けそうなもんだけど。
何が起きるかなんて全然大事じゃないんだろうね。大ピンチを泥臭く一発逆転で切り抜けて、そしたらまた次の強敵が現れて。
ドラゴンボールとおんなじよ。要は何が起こるかで面白さが全部決まるんじゃない。いかに見せるかもすごく大事。いかに見せるかがすごく大事。
そこんとこがよくできてて、絵の下手くそさを完璧にリカバリーできちゃうんだろうなあ。もはやファンを完璧に取り込んだあまり、あれはあれで味がある絵で、上手いと言えば上手いよね?とか言わせてるかもしれない。そこまで言わせりゃ天才。
短所と長所って結局は同じもので、単に物の捉え方が違うだけだもんね。ニュートラルに言えば、目立つ点、って意味。いい意味で目立つか、悪い意味で目立つかの違いで。