疾駆したい
バイト終わったら帰る。そりゃあたり前だ。
昨日もバイト終わったら帰ろうと思った。そしてだから電車に乗った。
電車に乗って、3DSでマリカーしてた。150ccスペシャルカップやったら最後のレインボーロードだけ1位になれなくて、くそ!ってなって遊んでた。
スペシャルカップ終わって、ふと、やっと気付いた。あれ?この電車、全然停まってなくね?
東上線の終電は44分に急行志木行が、45分が普通成増行があって終わるんだけど。間違えて急行に乗った!
成増までぶっ飛ばしてしまった。3(4?)駅先まで行ってしまったってことね。距離にしておよそ5キロメートル。昨日帰ってから調べたら5.1kmだった。
5キロ先まで行っちまった。歩いて戻るとなると1時間やそこら要るでしょう(´Д`)ちなみにもう終電だったから上り電車はない。
仕方ない。タクシーには乗らない。自分の足で帰るか。成増ステップ村っていう商店街を抜けて、川越街道に出る。とぼとぼ歩いた冷え込む1時。
20メートルくらい歩いたその時!俺の中の何かが誤作動!
『走って帰ってみよう!』
気付けば俺の足は凍り付いたアスファルトを蹴りだしていた!凍り付いたってのは比喩じゃない、ガチで昨日の雪がアイスバーン。
その時はうちまで約5キロとは知らなかった。帰ってからグーグルマップで調べたから。でも道は知ってた道だし、ためらいは無かった。
今思えばなぜためらいが無いのかちっとも分からないが。
履き慣れたスニーカーは一昨日の雨でダウン、あんまり履かないブーツを履いてた。シャツにセーターにウールのコートという装いだった。軽いながらも勉強道具の入ったリュックを背負ってた。
そんで何よりデカいのは、足元が悪く、凍り付いた路面はデコボコ×ツルツル。まさにコンディションは最悪と言っていいでしょう!
それでも走った。走り続けた。単なる事実を書いてるだけなのに、何だか美談だか教訓だかを語ってるような気になりますな、これ。
家に着くのはそりゃ予定より遅いです。45分発の各停に乗ってりゃうちに1:15には着いてただろう。
でも頑張って走って、1:35に家に着けました!5kmを30分。
あえて時速○kmとか1km当たり何分か、とかは求めない。意味ないから。
疲れ切って家に着いて(バイトは暇だったのに)、めちゃくちゃ汗かいて熱くなってる体をクールダウンして、だらだらして寝た。
何げに楽しかった。途中、1回休みたくなったときがあったけど、1回歩いたらもう2度と走りはじめない気がしたから、結局1秒も休まず走った。もちろん信号は無視(´ω`)
そんで今朝、弟にこれを言ってみた。そしたら軽く言われた。
『俺なら5km20分でいけるよ』
足の裏が痛いなあ。