Chrome OS Flex で第1世代 Nehalem 機が 4 倍も速く!

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Chrome OS Flex で4倍も速く!

Chrome OS Flex への置き換えで,起動速度は2倍高速に,ブラウザ立ち上げまでの速度は4倍も高速になりました!ここで「起動速度」は,電源ボタンを押してから OS のログイン画面が表示されるまでの速さで,「ブラウザ立ち上げ速度」は電源ボタンを押してから Chrome で最初のページの表示が完了するまでの速度です.

測定の様子の動画
Windows 10Chrome OS Flex
ログイン画面1:30 (90秒)0:44 (44秒)
Chrome 立ち上げ3:44 (224秒)0:57 (57秒)
圧倒的…!

2022年2月15日に Google が公開した Chrome OS Flex を,2010年発売の一体型パソコンで試してみた.古いハードウェアでも軽快に動作すると話題だったから,家に余ってた VAIO VPCJ117FJ を実験台にしてみたというわけ.

一体型 PC ってデスクトップみたいな大きさの癖に,モバイル用 CPU を積んでて案外非力なのよね.VAIO VPCJ117FJ は Intel Core i3-350M (2.26 GHz) という超貧弱な CPU を搭載してる.RAM は 4 GB = 2 GB x2 で,これまた極めて貧弱だ (古いパソコンだから当然だけど).ストレージは500 GB もあるようで,この点は意外とハイスペックだね.

第1世代 Nehalem でも Chrome OS Flex は OK

ある記事には「Chrome OS Flex は2010年より前のハードウェアでは快適に動作しない」と書かれていた.VAIO VPCJ117FJ に搭載の Core i3-350M は第1世代 Nehalem マイクロアーキテクチャ.記事で「古すぎる」と言われている,まさに初代 Core シリーズだ.

動作要件はIntel/AMDのx86またはx64アーキテクチャーのCPU、4GBのメモリー、16GBの内蔵ストレージ。ただし、2010年より前のハードウェアでは快適に動作しない可能性があるとしている。2010年のCPUといえば初代Coreシリーズなので、さすがに古過ぎるということなのだろう。

「Chrome OS Flex」Googleが無料で使えるPC用OSを発表、アーリーアクセス版を配布開始

上に書いた通り,2010年発売の VAIO VPCJ117FJ でも Chrome OS Flex はちゃんと動作しました👍 この記事の価値はこれに尽きる.動作検証の報告!使ってみて動作に問題は無いと僕は感じたけど,もしかすると Chrome OS Flex 本来の機敏さを,まだ十分に体験できてないかもしれない…?

Intel Core i3 – Wikipedia

インストールの仕方

簡単そうでしょ!

公式サイトにインストール方法が書かれてるけど,要するに次の3点を押さえれば OK.古いパソコンをまだ活用したい人にとって,無料で使える Chrome OS Flex は試す価値がある!ぜひお試しあれ!

  1. Windows 機の Chrome に拡張機能 Chromebook リカバリ ユーティリティを導入
  2. 空の USB メモリを Windows 機に挿して,拡張機能を起動
  3. リカバリする Chromebook で,次のように選択
    1. メーカーは「Google Chrom OS Flex」
    2. 製品は「Chrom OS Flex (Developer-Unstable)」

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