【国家試験】基本情報技術者試験に合格したよ🎉
基本情報技術者試験 (略称 FE) を受験し、めでたく合格しました!結果は、科目 A が 875/1,000 点、科目 B が 855/1,000 点 (両方 600 点以上で合格)。略称 FE は英名 Fundamental Information Technology Engineer Examination の頭文字から 2 つを取ったものかな。

FE は国家試験だけど、国家資格ではないっぽい。下図では、国家試験と国家資格は別の四角に分けて書かれてる。国家試験である FE に合格したからと言って、国家資格を持っていることには (たぶん) ならないんだね。

この記事では僕の主観を徒然に書いてみよう。試験に関する有益な情報は他のサイトに無数にあるからね。受験の仕様、受験の契機、試験対策などなど。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日時 | 2024 年 7 月 26 日 |
| 試験 | 基本情報技術者試験 – 科目 A・科目 B |
| 受験手数料 | ¥ 7,500 (税込) |
| 場所 | 新宿駅前テストセンター (新宿西口) |
受験のきっかけは、ある読書
OSI 参照モデルについて全く理解してなくて困ったのが、受験のきっかけ。2022 年末に『携帯電話はなぜつながるのか』を読んだとき、ネットワーク技術の理解不足で内容を十分に理解できなかった。その悔しさ (?) から、基礎的な情報技術への理解を深めようと思ったのでした。
思い立ってすぐ参考書『栢木先生の基本情報技術者教室 (2022)』を買ったものの、かなり長らく放置してた。買ったのが 2022 年 12 月 8 日で、初めて通読 (+ 問題を解答) したのが 2024 年 7 月 7 日。1 年 7 ヶ月ずーっと取り組んでたわけではなく、ほとんど忘れてたというのが実情… 😅
締め切りを設けて機運を高めようと、2024 年 6 月 29 日に試験に申し込んだ。まだ参考書を 1 周も解き終わってすらいない段階。申し込みで弾みがつき、なんとか膨大な試験範囲を頭に叩き込めた👍 試験直前の週末 7 月 20、21 日はめちゃめちゃ集中して、最終的に本を 3 周する怒涛の追い上げだった。
圧倒する膨大な試験範囲…!
名前に「基本」と入る試験でありながら、試験範囲は極めて広範にわたる。IPA が Web に掲載する試験要綱 (2023-11 以降版) には 96 行に及ぶ長ーい科目 A の出題範囲の表があり (記事末尾に掲載)、これに加えて科目 B もある。参考書も 551 ページと分厚い。けど、結果これは僕にとって良かった。
FE の勉強を通じて、かなり多くを学べたのは予期せぬ収穫だった。96 行の出題範囲のうち、もともと知りたかったネットワーク関連はわずか 5 行。追加の 91 行で習得した知識は、どれも職業人として役に立つものばかり。例えば会計とか、初めて触れてすごく勉強になった。
| 科目名 | 時間 | 出題数 | 出題形式 |
|---|---|---|---|
| 科目 A | 90 分 | 60 問 | 多肢選択式 (四肢択一) |
| 科目 B | 100 分 | 20 問 | 多肢選択式 |
参考書『栢木先生の基本情報技術者教室 (2022)』をしっかり習得すれば、試験は突破できると思う。この参考書は膨大な出題範囲をなるべく網羅するために簡略化してる箇所があり、ある程度分かってる人向けと感じた。本当の初心者が勉強するには、もう少し詳しい参考書が必要かも。
テキパキと科目 A。じっくりと科目 B
科目 A は、参考書が頭に入ってれば解けるはず👍 試験本番、僕は 60 問を解くのに 45 分しかかからず、まだ半分も残ってた。残り時間で全体をもう 1 周強して解答を念入りに見直した。IPA 試験受験者規約で禁止されてるので、出題内容には言及しないよ。
試験問題は非公開です。受験者は受験にあたり、以下の事項に同意いただく必要があります。同意いただけない場合は受験できません。
【CBT】IPA試験受験者規約 | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト
- 試験問題の全部又は一部(試験問題中の文言に限らず、出題内容を示唆する表現も含む)を第三者に開示(漏洩)しないこと
- 上記(1)を開示(漏洩)した場合、関係法令等に基づき損害賠償請求等の措置が取られること
科目 B は、IPA 公式の公開問題のように、書きかけの疑似コードを読み解いて処理の穴埋めをしたり、出力を推測したりする問題を解く。普段コードを読まない僕はちょっと手こずって、時間もギリギリになってしまった。20 問を解き終えるのに 93 分使って残り 7 分だった。
科目 B の試験中、計算用紙の補充が遅いトラブルがあった。計算用紙を使い切って新しいのが要るときは、席のボタンで試験官を呼ぶ。それが 2 回押しても来なくて、3 回目にやっと来てくれた。試験中は焦ってるんだから、もっと早く対応してほしい… 😒 笑
3 時間を超す長丁場を終えると、画面にすぐ成績が表示される。合否に気を揉むことがなくて良いね。試験時間の長さは結構負担。受付や受験方法の説明など、諸々込みで 10:30 – 14:30 くらいの拘束時間だったかな。
公開!試験対策の語呂合わせ
僕が暗記のために使った語呂合わせを載せちゃおう。一般的に言われるもの ℹ️、参考書に載ってたもの📗、自作のもの🎁と混在してます。ほぼ自作か笑。語呂合わせせずに普通に覚えたものもあるので、これで出題範囲を網羅するわけでは全然ないよ。
| 語呂合わせ | 読み | 暗記内容 |
|---|---|---|
| 📗「Up せ!」と寝デブ | アプセトネデブ | OSI 参照モデル (7) アプリケーション層 (6) プレゼンテーション層 (5) セッション層 (4) トランスポート層 (3) ネットワーク層 (2) データリンク層 (1) 物理層 |
| 🎁鮒食い兄さん | フナクイニーサン | IP アドレスのクラス (クラス A) 1 – 127 (クラス B) 128 – 191 (クラス C) 192 – 223 |
| 🎁稲に色彩 | イナニイロサイ | クラス B プライベート IP アドレス (先頭) 172.16.0.0 (末尾) 172.31.255.255 |
| 🎁イチキューニ・イチロッパ | イチキューニ・イチロッパ | クラス C プライベート IP アドレス (先頭) 192.168.0.0 (末尾) 192.168.255.255 |
| 🎁A to Z | エイトゥズィー | C/F の 3 活動 (1) 営業活動による C/F (2) 投資活動による C/F (3) 財務活動による C/F |
| 🎁嘘!AKZォー! | ウソエイケイゼットー | B/S の 5 利益 (1) 売上総利益 (2) 営業利益 (3) 経常利益 (4) 税引き前当期純利益 (5) 当期純利益 |
| 🎁CASOCU | カソク | UML の 6 種 (1) Communication 図 (2) Activity 図 (3) Sequence 図 (4) Object 図 (5) Class 図 (6) Use case 図 |
| 🎁reCLUE | リクルー | プログラムの属性 (1) recursive (2) relocatable (3) reusable (4) reentrant |
| ℹ️ ACID | アシッド | トランザクションの特性 (1) Atomicity (2) Consistency (3) Isolation (4) Durability |
| ℹ️ RASIS | レイシス | システム評価特性 (1) Reliability (2) Availability (3) Serviceability (4) Integrity (5) Security |
| 🎁補遺昇進機構 | ホシショウシンキコウ | ソフトウェア品質 (1) 保守性 (2) 移植性 (3) 使用性 (4) 信頼性 (5) 機能性 (6) 効率性 |
| 🎁セフレ基礎 | セフレキソ | テスト手法 (1) 性能テスト (2) 負荷テスト (3) 例外処理テスト (4) 機能テスト (5) 操作性テスト |
| 📗 過去、未来、内部、外部 | – | BSC の 4 視点 (1) 財務 (過去) (2) 学習と成長 (未来) (3) 顧客 (外部) (4) 業務プロセス (内部) |
| 🎁ICMP | イチチンポ | ping のプロトコル ICMP |
おまけ – 科目 A/B の出題範囲
科目 A の出題範囲 (試験要綱 Ver. 5.2 より)。橙色部が当初勉強したかった項目。
| 分野 | 大分類 | 中分類 | 小分類 |
|---|---|---|---|
| テクノロジ系 | 基礎理論 | 基礎理論 | 離散数学 |
| 応用数学 | |||
| 情報に関する理論 | |||
| 通信に関する理論 | |||
| 計測・制御に関する理論 | |||
| アルゴリズムとプログラミング | データ構造 | ||
| アルゴリズム | |||
| プログラミング | |||
| プログラム言語 | |||
| その他の言語 | |||
| コンピュータシステム | コンピュータの構成要素 | プロセッサ | |
| メモリ | |||
| バス | |||
| 入出力デバイス | |||
| 入出力装置 | |||
| システム構成要素 | システムの構成 | ||
| システムの評価指標 | |||
| ソフトウェア | オペレーティングシステム | ||
| ミドルウェア | |||
| ファイルシステム | |||
| 開発ツール | |||
| オープンソースソフトウェア | |||
| ハードウェア | ハードウェア | ||
| 技術要素 | ヒューマンインタフェース | ヒューマンインタフェース技術 | |
| インタフェース設計 | |||
| マルチメディア | マルチメディア技術 | ||
| マルチメディア応用 | |||
| データベース | データベース方式 | ||
| データベース設計 | |||
| データ操作 | |||
| トランザクション処理 | |||
| データベース応用 | |||
| ネットワーク | ネットワーク方式 | ||
| データ通信と制御 | |||
| 通信プロトコル | |||
| ネットワーク管理 | |||
| ネットワーク応用 | |||
| セキュリティ | 情報セキュリティ | ||
| 情報セキュリティ管理 | |||
| セキュリティ技術評価 | |||
| 情報セキュリティ対策 | |||
| セキュリティ実装技術 | |||
| 開発技術 | システム開発技術 | システム要件定義・ソフトウェア要件定義 | |
| 設計 | |||
| 実装・構築 | |||
| 統合・テスト | |||
| 導入・受入れ支援 | |||
| 保守・廃棄 | |||
| ソフトウェア開発管理技術 | 開発プロセス・手法 | ||
| 知的財産適用管理 | |||
| 開発環境管理 | |||
| 構成管理・変更管理 | |||
| マネジメント系 | プロジェクトマネジメント | プロジェクトマネジメント | プロジェクトマネジメント |
| プロジェクトの統合 | |||
| プロジェクトのステークホルダ | |||
| プロジェクトのスコープ | |||
| プロジェクトの資源 | |||
| プロジェクトの時間 | |||
| プロジェクトのコスト | |||
| プロジェクトのリスク | |||
| プロジェクトの品質 | |||
| プロジェクトの調達 | |||
| プロジェクトのコミュニケーション | |||
| サービスマネジメント | サービスマネジメント | サービスマネジメント | |
| サービスマネジメントシステムの計画及び運用 | |||
| パフォーマンス評価及び改善 | |||
| サービスの運用 | |||
| ファシリティマネジメント | |||
| システム監査 | システム監査 | ||
| 内部統制 | |||
| ストラテジ系 | システム戦略 | システム戦略 | 情報システム戦略 |
| 業務プロセス | |||
| ソリューションビジネス | |||
| システム活用促進・評価 | |||
| システム企画 | システム化計画 | ||
| 要件定義 | |||
| 調達計画・実施 | |||
| 経営戦略 | 経営戦略マネジメント | 経営戦略手法 | |
| マーケティング | |||
| ビジネス戦略と目標・評価 | |||
| 経営管理システム | |||
| 技術戦略マネジメント | 技術開発戦略の立案 | ||
| 技術開発計画 | |||
| ビジネスインダストリ | ビジネスシステム | ||
| エンジニアリングシステム | |||
| e-ビジネス | |||
| 民生機器 | |||
| 産業機器 | |||
| 企業と法務 | 企業活動 | 経営・組織論 | |
| OR・IE | |||
| 会計・財務 | |||
| 法務 | 知的財産権 | ||
| セキュリティ関連法規 | |||
| 労働関連・取引関連法規 | |||
| その他の法律・ガイドライン・技術者倫理 | |||
| 標準化関連 |
以下は科目 B の出題範囲。なぜか科目 A は表で、科目 B は箇条書き。
情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 Ver. 5.2
- プログラミング全般に関すること
- 実装するプログラムの要求仕様 (入出力、処理、データ構造、アルゴリズムほか) の把握、使用するプログラム言語の仕様に基づくプログラムの実装、既存のプログラムの解読及び変更、処理の流れや変数の変化の想定、プログラムのテスト、処理の誤りの特定 (デバッグ) 及び修正方法の検討 など
- 注記 プログラム言語について、基本情報技術者試験では擬似言語を扱う。
- プログラムの処理の基本要素に関すること
- 型,変数,配列,代入,算術演算,比較演算,論理演算,選択処理,繰返し処理,手続・関数の呼出し など
- データ構造及びアルゴリズムに関すること
- 再帰,スタック,キュー,木構造,グラフ,連結リスト,整列,文字列処理 など
- プログラミングの諸分野への適用に関すること
- 数理・データサイエンス・AI などの分野を題材としたプログラム など
- 情報セキュリティの確保に関すること
- 情報セキュリティ要求事項の提示 (物理的及び環境的セキュリティ,技術的及び運用のセキュリティ),マルウェアからの保護,バックアップ,ログ取得及び監視,情報の転送における情報セキュリティの維持,脆弱性管理,利用者アクセスの管理,運用状況の点検 など

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