雪国にも桜が咲くらしい

とある惑星”ンイラドンラグ”の王国”ムラド”の王様はとても素晴らしい人でした。でもその息子の”ルポワ”王子はどうしようもない馬鹿息子でした。あいにくムラド王国は世襲制で、王様の死後はダメ王子のルポワが王様になってしまいました。
家来の”モリーマロク”や”スェチ”は新王様のダメさに付け込んで専制政治を強行してしまいました。更に国内から全ての”石”を、お城に20ヶ残した他は追放したのでした。かつて墓碑や石像で名を馳せた石工大国”ムラド”は死んでしまいました。
新王様のルポワは童貞でした。それでもルポワは毎日を普通に暮らしていました。国民の悪政への不満に耳を貸すこともなく、自分勝手にへらへら浮かれて生きていました。
ルポワがへらへらしていられたのも、ひとえにモリーマロクやスェチがご機嫌を取っていたからです。いつも丁寧過ぎる程に敬語を過重包装していました。例えば、
『ルポワ様がご吹っ飛びあそばされた!!』とか
『まずい!!ルポワ様はおカナヅチであそばされなのに!!』とかです。
ある日調子に乗り腐った国王ルポワは庶民の風俗に触れようと、風俗店に行きました。というよりはキャバクラに行きました。キャバクラには行った事のないルポワは家来のモリーマロクとスェチを連れて行きました。しかし風俗嬢も国民です。ルポワが嫌いなので、指名された女の子たちは一見ちやほやしているようで、でも耳を引っ張られたり顔をつまんだりと少々復讐じみた扱いでした。
しかし童貞のルポワはたくさんの女の子に相手してもらって、鼻の下を伸ばしっ放しでした。その状況を見て国王ルポワのモテモテぶりにたいそう驚いた家来のモリーマロクとスェチはこう言いました。
『ルポワ様がモテあそばれている!!』
…ッてね!!

コメントを残す

Powered by WordPress.com. テーマ: Baskerville 2 by Anders Noren

ページ先頭へ ↑

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。