1秒で分かる『オズの魔法使い』!… 2018年に読んだ本まとめ (3/3)

僕は2018年の始めにこんなことを目標に掲げていた.

本を読んだら,ただひとつのtakeawayについてまとめる.
だた一つという点が重要だ.もちろんゼロ個じゃ何にもなってないから論外としても,それでも1つ.2つじゃだめだ.読んでる時にもまとめるときにもまとめ終わっても覚えれてられないからだ.
https://lookbackmargin.home.blog/2018/02/05/52200519

この記事はパート3です!

2018年に読んだ本は合計で18冊.そのうち5冊は2018年内にこのブログに本の感想を書いたので,年をこしちゃった2019年1月の今,レビューを書いてない13冊のレビューを一挙書きしてしまおうというこの連載!
この記事はパート3です.このパートでは次の5冊のレビューを書くよ.

  • 武器になる哲学
  • 知られざる皇室外交
  • 数学の大統一に挑む
  • オズの魔法使い
  • 暗号解読 下
武器になる哲学


50個もテーマがある中で一番を選び出すのは本当に難しい.でもこうして改めて目次を見返してみれば,やっぱり「これぞ」というテーマが1つ思い当たるね.20世紀のフランスの哲学者ジル・ドゥルーズが著した『アンチ・オイディプス』の中で用いられた用語「パラノとスキゾ」を取り上げたい.
引用するとこう.

他の多くの人が「一度この船に乗った以上,最後まで頑張るんだ」と息巻いている中,「僕はこの船と心中するつもりはありません.お先に失礼します」と言って逃げるとき,どれだけの勇気が要るだろうかと想像してください.
パラノとスキゾを対比させてみれば,後者は前者より軽薄で軟弱な生き様に思えるかも知れません.しかし全くそうではない.むしろ勇気と強度を持たない人こそ,現在の世界ではパラノを志向し,それらを持つ人だけがスキゾ型の人生をしたたかにあゆむことができる,ということです.

これは変化の激しい現代で,最も重要な態度だと思う.こういうのは伊藤穰一さんも書いている『9プリンシプルズ』の中の「地図よりコンパス」と同じことだと思う.
僕はスキゾ的でありたいと思ってる人です.なので,この本で「パラノよりもスキゾのほうが難しいけど強いよ」と断言されていることは勇気になった.まぁ確証バイアスを深めただけとも言えるから,その点には気をつけないといけないけどね…

知られざる皇室外交

率直に言ってつまらない本だった気がする.読んだのはどうも2018年5月のことだったようで,実にもう半年以上前のことなのでよく覚えてない.

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皇室の機能的側面を知りたいと思って買った本だった.この本を知ったのはちきりんという人が紹介してたからだったはず.下のツイートは明らかに紹介しているツイートじゃないから,これじゃない別のツイートで知ったはずだと思うけど.

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いずれにしても,僕の知りたい話は書かれてなかった.「いついつの晩餐会ではこんな食べ物を食べました」「いついつの昼食会ではこんなものを出しました」とか,細かに牛の産地まで書いて,読者にどんな種類の情報を提供したい本なのか判然としなかった…少なくとも,僕の欲しい情報ではなかった.

とはいえ,僕がほしい「皇室の外交上の機能」なんていうドライな見方を,皇室に近い関係者が本に書いて出したりしないんだろうなと読んでる途中から思った.そういうのは不敬だとか言うんじゃないの.知らないけど.

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数学の大統一に挑む

YouTubeでエドワードフレンケル先生の動画をたくさん見た.いや,たくさんじゃないかも,これだけかも.

この分野 (というかガロア理論) の話はTsujimotterさんが話してる動画も有名だと思う.とてもわかり易い.5字方程式が代数的に解けない理由を説明している (僕は分かったつもりになってるけど,たぶん分かってない…)

僕がこの本で初めて知った概念 (の名前) を紹介して終わることにしよう.現代の数学では「層」というものを扱うそうだ.

つまり,関数と層の違いは,多様体\(S\)の各点に割り当てるものの違いなのだ.関数の場合には,数を割り当てるのに対し,層の場合には,ベクトル空間を割り当てる.

与えられた層に対して,各点\(s\)ごとに割り当てられるベクトル空間の次元は,それぞれ異なっていても良い.例えば次の〔図14-1〕では,殆どのベクトル空間は平面 (2次元ベクトル空間) だが,1つは直線 (1次元ベクトル空間) になっている.

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ベクトル空間が,数の圏論化であるように,層は,関数の圏論化である.

1つ目のフレンケル先生の動画 (たぶん違法アップロードだけど) を見ても感じられるかも知れないけど,本当にこの先生は聴衆を飽きさせない工夫が上手くて,本の中にもそこここにそういった面白いエピソードが散りばめられてる.特に僕にとって印象的だったのは著者が経験したソ連での不遇のエピソード.まぁこれについては本を読んでください!笑

僕はこの本に書かれてる殆どのアイデアを理解できてないけど,雰囲気はわかったしとても楽しめた.元々数学とかが好きな人間だというのもあるけど,この本が面白いんだと思う.

オズの魔法使い

僕がこの本を買ったのは岡田斗司夫の動画を見たから.どの動画だったのかは分からない…文脈は「オズの魔法使いはアメリカ人にとっての原風景だ」とか言ってる文脈.それに基づいてスタートレックとかスターウォーズとかを論じてたんじゃなかったかな…忘れた.

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オズの魔法使いについてもほとんど忘れてしまった.なにせ読み終わったのが去年2018年の3月だと言うからもう10ヶ月くらい前の話だ.覚えてるはずもない.でも当時あらすじをまとめたツイートをしてたからそれを載せておこう.確かこんな話だった.

おず

要するに,全然覚えてない.でも楽しかった感覚はある!また読み返してみようかな?

暗号解読 下

僕の最初の動機はすごく単純で,きゃりーぱみゅぱみゅの『もんだいガール』という曲のプロモーションビデオの最後に登場する暗号を読み解きたい,と思ってこの本を買ったんだった.この本を読めば暗号解読の能力が向上すると期待したわけじゃないから,本当にきっかけに過ぎないけど,きっかけはそれ.

もんだいガール

ところでこの問題を解いた人っているのかな…?全然ググってもそれらしきものはヒットしないけど,誰もこの問題を解けてないとしたら作者がすごいのかな?これは僕のツイートじゃないけど,やっぱり答えを知りたい人はいるんだよね.

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きゃりーぱみゅぱみゅの答えはまだ分かってないけど,この本は面白かった.例えばよくいう「ロゼッタストーン」のロゼッタがエジプトの地名だって知らなかったし.

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他にも公開鍵暗号が発明されるまでの物語も興味深い (読んだのはすごく前なので,もうかなり忘れたけど…).最後に書かれてる耐量子暗号も今熱い学問分野の1つだと認識してる.僕が初めて「格子暗号」について聞いたのは2016年よりも前のことだと思うんだけど,正確な記録をTwitterから探し出せておりません…

とにかく,上巻も合わせてとても面白い本.暗号の進化を辿った本だけど,暗号の進化はテクノロジーの進化そのものなので,歴史クラスタにも数学クラスタにも受けが良い内容になってると思う!

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