TEMPLE RUN分析!

遅ればせながら、今『テンプルラン』にはまってます。すごい面白いよねTemple Run!!!
今更テンプルランとは何かを紹介しても、みんな知ってるだろうから意味ない。今回は、テンプルランの特徴について、『掘り下げて』いこうと思う。
ただひたすら逃げるだけ
まず一つにシンプルさ.非常に分かりやすいゲームだってことがある。色々スマホのゲームはあるけど、みんなが暇つぶし程度にやるようなゲームはたいていシンプルだよね。シンプルじゃないと分かってもらえない可能性があって、分からないゲームじゃ暇つぶせない。やり込むうちに面白さが分かるゲームってのも悪くないけど、みんながさくっと楽しむためのアプリなら、シンプルに分かりやすくする必要があるね。それを満たしてる。
そもそもハリウッド映画や何かでも言われてることだけど、映画では、主人公に共感できるかどうかがめっちゃ大事でしょ。それで、どうしたら共感できる主人公を作れるかって言うと、まず一つの方法は『命の危険にさらすこと』なんだって。逃げないと食われちゃう!!とか、逃げないと殺されちゃう!とか、そういうことね。そういう動機は(死にたい人なんていないから)分かりやすい、ゆえに共感できるものなんだって。
テンプルランでも主人公に共感する必要があるかどうかは分からないけど、でもそれがテンプルランでもプレーヤーの動機に繋がってるとしたら面白い話だよね。
シンプルなUI構成
俺のダウンロードしたやつに限らず、テンプルランは日本語化されてないでしょ?それでも日本人でもたくさんやってるよね。英語があんまりわからなくてもテンプルランはシンプルで分かりやすいUI構成をしているから、使い方に悩むなんてことは無い。ゲーム画面に操作系が一切表示されないっていうのもスマホらしからぬ優れた点だよね。一切ってのは少し嘘で、実は『ゲームの一時停止』のキーだけは表示されてるんだけど、これあんまり使う人いないでしょうからね。
他にもいろいろな機能と言うか、オプションや達成表なんかもあるけど、実に見やすいよね。英語が読めない人でもテンプルランやってる人いると思うんだよね。その人でも扱えるUIってのは素晴らしい。もはや言葉が要らないデザインとは言わないけど、それに近い。今や世界基準のアイコンや記号が色々あって、それさえ覚えれば言葉が無くても伝わるものがあるんですよね。例えばこれらとかさ。


究極のUIはそれ、言葉要らず。そこに近いかっていう全然だけど(笑)、まぁでもテンプルランはいい。UIはシンプルです。
高品質なグラフィック
設定がいいって最初に言ったけど、なにかの神殿のような所から脱出ってのは趣味がいいよね。迫力もあるし、ドキドキ感、ワクワク感がある。しかもグラフィックの質が高い。テンプルランの作者はどっかの企業かな(分からないけど、テンプルランとテンプルラン2しかリリースしてないんだね)?企業が商用に制作したんだから質の高いグラフィックが出来て当然なんだけど、やっぱりいいものはいいよ。雰囲気をかなりうまく演出できてる点ですばらしい。
計算負荷が大きい
今までいい点だけを言ってきたから次は悪い点。グラフィックの問題点としては(たぶん)3Dグラフィックスを使ってるということ。スマホは今でこそスペックも高くてすごい高性能なCPUが乗るようになったけど、少し古いものになるとすぐ演算性能が低くなってしまって、計算が追いつかない。3DのCGってのは計算負荷が大きいから、高性能なCPUを積んでないと映像を作りきれないんじゃないかと思う。
もちろんそれを回避するために、景色の奥の方は表示されてなかったりする。これはまた『遺跡を駆ける』という設定がいい方向で役に立ってるわけだけど、怪しいモヤで景色の奥の方を表示しない妥当な理由を作ってるね。これが町中で逃げるゲームだったらそうはいかないもんね。古く寂れた遺跡を駆けるゲームだからこそ、怪しげなモヤが漂ってても違和感が無い。違和感の無いモヤを漂わせることで、背景の奥の方を描かなくて済ませてる。これによって3Dグラフィックの計算負荷を軽減してる、という寸法。うまいねぇ。すべては理由あってのことだってのは、すごく合理的ですっきりする。きもちいい。
でもやっぱり計算が重いのは事実。テンプルランをやってるときにメールの受信なんかするとテンプルランの映像が止まったりする。そうするともう落ちるかぶつかるかして、ゲームオーバーは避けられないね(笑)。他の処理をしながらでも出来るゲームならいざ知らず、ゲームしてると他のことが出来なくなるようなゲームは、ちょっと暇つぶしとはいえ困るよね。スマホはやっぱりあくまでもフォンであるわけですからね。ゲームごときにCPU全部食われるわけにはいかないですよ。
絶対に成功で終わらない
これも悪い点.テトリスとかもそうなんだけど,必ず自分がミスしてゲームオーバーなんだよね。クリアとか、勝利とかが全くない。強いてあるものを言えば、失敗と敗北のみ。テンプルランはプレイしていて、スピード感や爽快感でとても気持ちいいし、失敗で終わるからこそ悔しくて、ついもう一回!ってなるんでしょうけども。失敗で終わるしかないんだって分かると少しなえる。いつかはゴールまで到着して達成感ってのも味わいたいけど、少なくとも通常のプレイではテンプルランで達成感を味わうのは難しいね。ゴールも一応あるらしいけど(いや分からない、ほんとは無いのかな?).
達成感としては、自分のグレードアップや、使用可能キャラを増やしたりする面で味わえる。でもゲーム本体でも味わいたいよね。集めたコインが1ゲームで3000枚も取れるようになると嬉しいは嬉しいけど、やっぱりそれでもミスで終わるのは気持ちよくはない。そこは改善の余地があるように思うなぁ。ゴールがあったっていいのにね。
でもそうすると、コースをランダム生成してるのにどうやって公平なゴールを作るかって言う問題も出てくるかもね。まぁ分からないけど。でもランダム生成だから、そもそもゴールなんか無くても簡単な回とやたら難しい回が存在するだろうね。だったらゴール作ってもいいんじゃないかな?
遠すぎる目標
それに追加して、ある特定の条件を達成するとオープンする機能がある。でもそれは相当やり込まないと絶対に開けられそうにない項目もあって萎える。これをオープンするぞ!!って気張ってやる動機付けにもなるから、このシステム自体はすごくいいものだと思う。でも『2,500,000点取る』とか『5,000,000点取る』とか、運任せの『1ゲーム中に20回透明になる』とか、そうそう達成できなさそうな項目ばっかり並んでるから、いやんなっちゃう。全部できそうな項目にしてほしいよね。
総合的には最高評価!
今まで6つの項目に分けて,テンプルランを分析してみたけど,やはり総合的に見て非常に素晴らしいゲームだと思う。テンプルランはもう相当古いゲームになっちゃってるけど、まだまだ遊べるよ!!!楽しもう!
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