書き方: パラグラフライティングと逆ピラミッド

2つの方針を実践して,読みやすい文章を書こう!
パラグラフライティング: 難易度高めだけど超強力
読みやすく分かりやすい文章を書く上で,パラグラフライティングはとても有効だ.とても詳しい名古屋大学のページを知った2022年の年初頃は,10年ほど前の自分の稚拙な文章に呆れて,ちょうど改善方法を探してたときでした.手法の合理性に感激して,勢いで「これさえ実践すれば良い文章が書けるぞ!」みたいなブログ記事まで書いちゃった.
枠組みが課す制約を満たしたとき,読みやすく分かりやすい文章が完成している.これはある種のゲームみたいで,取り組み甲斐があって楽しかった.この手法は強力だから,文章全体としては割と良いものになったと自負してる (というか,そうであって欲しいと期待してる…笑).
自分で取り組んでみて分かったのは,「言うは易し,行うは難し」ということ.以下はこのブログのある記事の主要部分から,話題文 (各パラグラフの第1文) だけを抜き出して並べたもの.「話題文だけから全体の趣旨が取れるようにせよ」という制約を満たすように書くのは容易じゃなくて大変だった.
リビングの古いパソコンを Chrome OS で軽快にして,再び常用に復帰できないかと考えた.中のデータを退避させるために,まず外付けハードディスクを購入した.
データ仕分けで発掘した懐かしいイラスト3点と,懐かしい自作の音楽4曲をブログに載せた.発掘された34本の小論文もブログに公開した.「ランダムな色とは?」について調べた記事も書いた.
Gnome Boxes 上の Windows で CloudReady 起動メディア作成を試してみた.Chrome OS Flex の導入で,ブラウザ立ち上げ速度で4倍もの高速化が実現した!
15年ブログを書く僕の、記事のネタの見つけ方 – 回れ右の内輪差
逆ピラミッド: 長文に不向きだけど即効性に強み
ジャーナリストが文章を構成する際に意識する「逆ピラミッド (Wikipedia)」という概念は,パラグラフライティングよりも軽量で即効性のある枠組みだ.逆ピラミッドとは書き方の方針の一種で,とにかく重要なことを先に書き,関連情報や背景などの周辺的なことについては後で言及するというもの.
この形式が評価される理由には2つある。まず、読者は話題の一部始終を知らないときでも、理解した時点で読むのを停止することができる。次に、その読者は話題の詳細に通じていくことになる。
この方法では、読者が理解するのに不可欠な情報は、話題の後のほうで現れることを意味し、字数の制約やその他の理由がある場合には編集しやすい。
逆ピラミッド – Wikipedia
パラグラフライティングが一定の長さのある文章を秩序立てて書く方針だとすると,逆ピラミッドは短い文章を秩序立てて書く方針として相応しい.例えばブログとかね.実際,僕は2014年頃から「ブログ記事の冒頭にまず結論を書くべし」と自分に課してた (例えばこれ).これが「逆ピラミッド」と名前の付いた方針だとは知らなかったけど.