美人と付き合うと
吉間 広高(ヨシマ ヒロタカ)の家はとてもお金がある。広高の両親の、吉間 高夫・広子(タカオ・ヒロコ)夫妻が自営業の家具屋で大成功を収めたのだ。いわゆる金持ちである。
悪い言い方をすれば、広高は金持ちの家の『ボンボン』である。
体型こそスリムであるが、顔も悪いし、頭も悪い、さらに加えて天パでベストでギタリストと言う、そんな男の子だ。
ある日広高は天パを治したいという衝動に駆られた。
『とにかくモテたい!!』
そんで母親の広子にメールをして聞いた。
『ストパーってどこに行けばしてくれるのママ?』
『びよういんってところに行きなさい。
行
お逝きなさい。』
生
広高は早速そこに向かった。
広高『すいませーん。』
相手『はいはいどうされましたか』
広高『この頭を治して欲しいんですが…』
相手『…!?脳腫瘍でもあるのかい!?』
広高『そんなバナナ。
良く見て下さいよ。こんなですよ僕の頭。』
相手『んー…。器具を使ってみないと…』
広高『取りますよ僕。どの器具が要りますか?』
ツッチー『吉間、点数棒!!』
広高『はいはい…』
相手『んー…。何を治したいんだね?』
広高『天パですけど!?』
『馬鹿者!そんな事なら美容院に行け!病院では扱っとらんわい!
とんだうつけ者だわい。』
広高は頭も顔も悪く、常識もない。
広高は罰として、医者に5、6本髪をつかみ取られ、没収された。
広高が帰ろうとした次の瞬間。
広高に稲妻が走った。
そこにはとんでもなく綺麗な看護婦さんがいたのだ。
そう、ぬゎ~すがいたのだ。
その人に魅入った広高はそれからと言うもの、来る日も来る日も病院に通い続けた。
毎日通院した。
通院なんてダメだよ…
と広高は思った。
『僕の”恋の火傷”は通院じゃ治せない!!』
…ッてね!!
で、何やかんやで二人は知り合い、付き合う事になった。その看護婦さんの名前は
美しいナース
↓
『美』のナース
↓
美ナース
↓
ヴィーナス
…ッてね!!
中邑 烋百(ナカムラ キュウト)と言う名前の女性だ。
その人はめちゃくちゃグラマーだ。それはもう
ボン!!
キュッ!!
ボン!!
と言うような理想のプロポーションだった。
そんな素敵な女性と付き合っていると、どんなダメな人にも緊張感が生まれ、締まりのある人間になれるものだ。
広高にも段々と締まりが生まれ、精悍な顔立ちになっていった。
そう。広高に締まりが生まれ、
ボンボンはボン!キュッ!ボン!になった。