PC 未所有の初心者が Linux を学んだ動機とは?

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Linux を始めたのは、創作がしたくて

Linux に足を踏み入れた僕の動機は「無料のソフトで創作の趣味を楽しみたい」だった。僕は昔から絵を描くのが好きだったけど、パソコンの趣味は無かった。修士に進学した 2013 年まで、私物のパソコンすら持ってなかった!この度ブログを振り返って、創作の趣味が僕を Linux に導いたことに気付いた。

趣味で Linux を使うメリットの 1 つは、多くのコンピュータ知識が得られること。僕は計算機科学やソフトウェア工学を大学で専攻してないし、職業としてプログラマーもしてない。基本情報技術者試験 (2023) に向けて Amazon で 1 番売れてる参考書を 12 月 8 日に買ったけど、これが初めての体系的な勉強になる。その割には、パソコン関連に詳しい部類に入る (と思う…😂)。

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Linux 前夜: フリーな multimedia software への憧れ

最初にパソコンでやった創作はお絵描き。落書きが小学生の頃からずっと好きで、大学生の 2012 年ごろからパソコンでもやり始めた。最初は Windows 用の無料のシンプルなお絵かきソフト AzPainter2 で遊び、機能に慣れるにつれ高度なことにも挑戦し始めた。

AzPainter 2 で最後に作った絵 (だいぶ高度!)

より高度なことに挑戦しようと、次に手を出したのが GIMP。当時よく見てた PhotoshopVIP で紹介される画像加工のテクニックが、AzPainter2 の機能では再現できなくてね。より高度が画像編集ができる GIMP を使って刺繍風の文字効果とかレトロな立体ロゴとか、いくつか作品を作った。この頃から Inkscape も使い始めたと思う。

GIMP で最初に作った作品 (板橋区の区章)

無料のクリエイティブツール (Audacity、Blender、OpenShot など) を求めて、Wikipedia の Multimedia Software Comparison などを良く参照してた。大学生でお金がなかったからね😅。表の記載を眺めながら、GPL などのライセンスにまつわるソフトウェア業界のダイナミズムについて知ることもできた👍

フリーなソフトウェアを知るにつれ、どうやらそれらの多くはフリーな OS である Linux で開発されているらしいことを知った。そして、それらの中には Linux でしか動作しないものがあることも。例えば FontForge や OpenShot は、2013 年当時は Windows で便利に使えなかった。僕がやりたい創作の達成にはこれらのソフトウェアも必要で、だから Linux を使い始めたのでした。

Linux への第 1 歩: 遊びが転じて実用に広がっていく

記録によれば、2014 年に Ubuntu 14.04 を使ったのが僕にとっての最初の Linux。当時の常用機 VAIO (2013) にいきなり Linux を導入する度胸はなくて、まずは使い古して廃棄寸前の NEC LaVie (2004) に実験的に導入した。音が鳴らない不具合を自力で調べて解決したのが印象的で、Linux の洗礼を受けた感じがしたね笑。

ただの趣味だった Linux 遊びがその範囲を越えて、修論研究の C プログラムのコンパイルで実際に役に立ったのは 1 つのマイルストーンかもしれない。このときは Linux を Windows 上の VirtualBox で起動して使った。NEC LaVie で遊んで Linux の手触りに少し慣れたからこそ、「常用機でも行けるぞ」と思えたんだよね。

修士課程を修了した 2015 年、当時の常用機 VAIO に Ubuntu を遂に本格的に導入した。クリーンインストールで必要なくなった Windows を上書きして。Linux 本格導入の直後は Gnome Desktop 環境の見た目の改造に熱中し、MacOS 風にしたり Google Material Design 風にしたりが楽しかった😊

広がる Linux: 趣味を通して知識を得ていく!

端末にコマンドを打ち込んだりする経験を通じて、計算機の仕組みを段々と理解していった。Gnome のテーマを適用するには aptchmodcd を使うからね。慣れると CLI の方が便利だったりして、繰り返し作業を shellscript で実行するようにもなった (例えば YouTube 動画のサムネ生成)。

他にもたくさんの IT 関連知識を Linux での遊びを通して学んだ。shellscript を学ぶ過程で web API を少し齧ったり、クリエイティブソフトウェアを探しながら GPL などのライセンス概念を知ったり。こうした知識が基礎となって、最近は CPU の ISA (Instruction Set Architecture、Wikipedia) とか CTF (Capture the Flag、Wikipedia) の話題を見聞きもしてる (ただの耳学問だけど…笑)。

【CTF入門】 乱数の次の値を予測する 1 【Crypto】 – YouTube

趣味を突き詰めると、知識が広がる。これはきっと Linux に限らない。趣味って楽しいね。

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